Fabric story-LABEL-
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ジャケットの内側にある「ラベル」の秘密
スーツの中でスタイルを主張する重要な要素のひとつが生地であるといえます。だからこそ、生地は大胆に納得の上で選びたいものです。例えば、高級生地であるカシミアやモヘアの存在は一般的によく知られています。しかし、それだけの基準ではなく自らのスタイルに合った生地選びを考えることが重要です。そんな生地のサイドストーリーを知ると自分にとってベストな生地選びがしやすくなるのではないでしょうか。
今回は、スーツやジャケットの生地にまつわる意外と知られていない「ラベル(織りネーム)」のお話をいたします。
Question1「オーダーブランドタグ」とは
スーツの内側にオーダーブランドラベルを見ることができます。麻布テーラーで仕立てたスーツやジャケットには「azabu tailor」か「JET CRUISE」等といったラベルが入れられています。このラベルが入ることで麻布テーラーでオーダーしたスーツ、ジャケットだという証になります。作り手としてもこのブランドタグがブランドとしての誇りでもあります。
Question2「生地メーカーラベル」とは
ブランドタグともう1つ「生地メーカーのラベル」が入れられていることがあります。こちらは、生地のメーカーを示すもので、どこの生地メーカーから提供された素材なのかを示しています。また、生地メーカーで代表的なのが「ミル系メーカー」。もうひとつの代表といえるのが「マーチャント系メーカー」で、それぞれ異なった特徴を持っています。
Question3「ミル系メーカー」とは
「ミル系メーカー」として有名なブランドではErmenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)やLoro Piana(ロロ・ピアーナ)、FRATELLI TALLIA DI DELFINO(フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノ)等です。このメーカーらは、もともとが生地織を主体にしたテキスタイルメーカーですので、素材に対しては強いこだわりをもってを提供しています。
Question3「マーチャント系メーカー」とは
「マーチャント(商社)系メーカー」とは、商社として世界中からよい素材を集める力がある会社のことです。有名なのがDORMEUIL(ドーメル社)、SCABAL(スキャバル社)、HOLLAND&SHERRY(ホーランド&シェリー社)等があります。これらのメーカー(企業)は厳選した生地を世界中から集められるのでバリエーション豊富なのが魅力です。
ANSWER「ラベルの秘密。」
オーダーでスーツやジャケット等をご注文をするにあたって、自分がセレクトした生地がどんなブランドの生地なのか、「ミル系なのか?」「マーチャント系なのか?」そんな風に想像して出来上がりまでの時間を有意義に待つというのも、オーダーならではの愉しさではないでしょうか。
実際に生地を触れてオーダーならではの愉しみを堪能くださいませ。
麻布テーラー渋谷店
〒150-0041東京都渋谷区神南1-20-1青柳ビル2F
電話:03-3463-3111
営業時間:11:30~20:00
(土日祝11:00~20:00)Last Order:19:30
定休日:木曜日
URL:https://www.azabutailor.com/shop/shibuya
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