柄の話

柄の話

いつも麻布テーラー渋谷店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

わたくし上杉、夏を前に連休をいただきまして恒例の一人旅をしてきました。
今回はかねてから行きたかったマレーシアへ初上陸。

 


バトゥ洞窟 階段は272段あります。

 


上った先にある洞窟寺院

 


カレーを食べにリトルインディアへ。カレーの写真はありません。

 


ペトロナスツインタワー

 


ザビエルの遺体が安置されていたセント・ポール教会
仏、ヒンドゥー、イスラム教と他宗教な国でまるで三か国分旅したような充実感でした。

 


ご飯もおいしく、英語圏の為不自由なく快適な旅でした。

 


中でも個人的に面白かったのは途中立ち寄ったイスラム美術館。

 


イスラム文化らしいアラベスクの幾何学模様がズラリ。建物自体にもいたるところに装飾されてました。
ざっくり言うと偶像崇拝が禁止されている為このような複雑な幾何学模様が発展したようです。

ちなみにマレーシアのスーツ事情はといいますと
今の時期は我々のクールビズのようなシャツ、スラックススタイルに
足元はサンダルを合わせるという独特なコーディネートが目立ちました笑

 

 

…と、まだ旅の余韻が抜けきらないままブログを執筆しているのですが、
脱線しすぎてもいけないので、ここからは本題です。
ただいま麻布テーラーではPATTERN ORDER SHIRT FAIRを開催中。
仕上がりがおよそ2か月後ですので合わせて間物スーツお仕立てがお薦めです。

今回はせっかくなので模様(柄)の話を交えながらスーツコーディネートをご紹介します。

 

生地はベルギーの老舗、SCABALTHE ROYALシリーズ。
私も同シリーズのスーツを間物として使用しています。

パッと見て目を引くネクタイには個性的なペイズリー柄を持ってきています。
主張の強いペイズリーですが、実は人の心理に安心感を与える効果があります。
その発祥はイラン・インドで、単なる装飾として使われているそうです。

 

一見無地に見えるスーツにも細かいストライプ模様(柄)が入っています。
スーツでは定番のストライプ柄は大きく分けると縞模様になります。
中世までは異端の象徴でしたが、流行や革命を経て、「自由」や「革新」といった意味に変化したそうです。
普段何気なく使っている模様にも深い歴史があるものですね。

今回は蘊蓄ばかりの内容になりましたが、バックグラウンドまで知ることで
その物への愛着も増すことでしょう。

上杉

‐画像のスーツ‐
価格:¥100,000+税

‐画像のネクタイ‐
価格:¥15,000+税

‐パターンオーダーシャツフェア‐
期間:6/28~7/15
価格:2着¥16,000+税~
納期:約70日

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