がっちりとしたCANONICO。

皆様こんにちは。新宿EAST店でございます。いつもEAST店のブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。3月も後半となり日によって寒暖の差が激しい日が続いていますね。そんな中今回はスタッフ中丸のスーツが仕上がってきましたのでご紹介をしたいと思います。今回中丸が仕立てたスーツの生地はCANONICO4PLYの生地でございます。まずCANONICOについて簡単にご紹介をしていきます…

 

 

CANONICO社は1936年に創業のイタリアはビエラの名門です。CANONICOは紡績から整理までの全工程を自社で行っているミル織元会社で、その製品の供給先は世界有数のハンドメイドオーダーを取り扱っている老舗テーラーからパリのオートクチュールハウス、衣料メーカーなど多岐に渡り人気を持っております。最近ではセレクトショップさんでも取り扱っているところも多い生地です。

CANONICOの生地はなんといっても品質と価格のバランスが絶妙であるところ。高品質な割に価格もそこまで高くはないので、非常にコストパフォーマンスが高い生地になっています。生地の特徴としてもイタリア生地らしく軽く滑らかな肌触りや、発色の良さや光沢もあり麻布テーラーでも幅広い年代のお客様に好まれる人気の生地となっております。

そのCANONICOの中からスタッフ中丸が選んだ生地は「4PLY」茶色の生地です。

 

VITALE BARBERIS CANONICO

18CN-1200

4PLY   100% Wool   390gms

Order Single Suits ¥99,000 + 税~

「PLY」というのは糸の撚りを表す表記になっていて「4PLY」とは4本の糸を撚り合わせて1本の糸にしたもののことです。その分、ハリとコシが強くシワになりづらい生地になっております。スタッフ中丸がこの生地を選んだ理由としても、明るすぎない落ち着いた茶色が欲しいということと「4PLY」特有のシャリ感のある生地とシワに強いという部分であり、ベーシックな茶色の無地でありながら少しざっくりとした生地感なので、スーツとしてだけではなくスラックスとしてもジャケットとしても使いやすい生地になっており、中丸自身もSL単品でも着ていきたい!と言っておりました。中丸のジャケット&スラックスのスタイルも機会があれば紹介したいと思いますので楽しみにしていてください。

実際に仕上がったスーツを何度か着てみた中丸に着用感など聞いてみました!

・春夏風なざっくりとした見た目だが生地感が薄くなくがっちりしている!

・シワにはなり辛く型崩れなどもしにくい!

と言っておりました!

4PLY特有の生地感も相まって通常の生地とは一味違う仕上がりになっております。生地も390gmsと重い目付けになっているので仕立て映えもする仕上がりですね。統一感のあるワントーンのVゾーンやクラシックな襟付きのベストなど彼のこだわりがつまった一着です。中丸のスーツを見て私も次は茶系で作ってもいいなぁと思っております。

これから次々とEAST店スタッフが今期仕立てたスーツやジャケットなどが仕上がってきますので、またそちらもブログで紹介していきたいと思います。

森田


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