スーツの夏のお手入れ方法

いつも麻布テーラー新宿EAST店のブログを
ご覧頂き、誠にありがとうございます。
西尾です。
私事ですが、先週、福岡出張から戻ってまいりました。
3日間、福岡店での勤務でしたが、福岡店はEAST店と違って
既製品の取り扱いや、デニムのオーダーなども出来る複合店です。
レギュラー店舗にいると、普段触れる機会のないものなども
たくさんあったので、とても勉強になりました。
また福岡店は、解放感のある、広い店舗なので
機会があれば、ご出張のついでなどに立ち寄って頂ければと思います。
出張期間中は、もちろんちゃんと美味しいものも
たくさん食べてきました(笑)
さて、前置きはこの辺で、今回のブログは、
スーツのお手入れ方法について
書いていこうと思います。
まず、大前提として、スーツの
クリーニング頻度は、1シーズンに1回が理想です。
このお話をすると、皆様とても驚かれるのですが、
頻繁にクリーニングに出してしまうと、
ウールに含まれている油分がなくなり、
生地がパサつき、スーツの寿命が短くなります。
スーツがすぐ傷んでしまうというお客様は、
お話をお伺いすると、週に1回は
クリーニングをしているなんて方が多かったりします。
ただ夏場は、汗をかくのでどうしても
汚れやニオイが気になってしまうと思います。
そんな時のお手入れ方法をご紹介していきます。
①ブラッシングをする
スーツは微細なほこりが付きすぎると、目詰まりしてきます。
生地の通気性が下がることで、スーツの傷みも早くなります。
また汗のニオイを、抜けやすくする為にも
専用のブラシでの、ブラッシングは重要となります。
②すぐ押し入れにしまわない
通気を良くして、汗のニオイを取るためにも
ブラッシング後、半日以上は押入れにしまわずに吊るしておきましょう。
③ニオイの消し方
上でもご説明しましたが、帰宅したら、
ハンガーに掛けてブラッシングして、
通気の良い場所に保管するのが一番です。
スーツに付いた汗そのもののにおいを消す方法としては、
蒸気に当てることが有効です。
アイロンのスチーム機能を使って、
ニオイの気になる箇所にスチームを当てます。
スチームを当てた後は、通気の良い場所に
吊るしておくと、湿気が無くなるころには
一日のニオイがすっきり取れています。
スチームアイロンのない方は、
自分が入った後のお風呂のハンガーレールに、
ブラッシングした後のスーツを
ハンガーごと掛けて一晩そのままにしておきます。
すると翌朝には、ニオイが取れているはずです。
少し手間のかかる作業なので、
クリーニングに毎回出したい気持ちは
痛いほどわかります(笑)
ただ、スーツを長く着て頂くためには
必要なことなので、是非実践して頂ければと思います。
西尾
麻布テーラー新宿EAST
- Address: 東京都新宿区新宿3-25-10 當山ビル3F
- Telephone: 03-3358-9921
- Opening Hours: 12:00~20:00(土日祝は11:00~20:00)
- Last Order: 19:30
- Regular Holiday: 木曜日