タックについて考える日。タックは必要?不要?

タックについて考える日。タックは必要?不要?

麻布テーラー福岡店のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回ブログを担当いたします江﨑です。

突然ですが皆さんのスラックスにはタック(プリーツ)は入っていますか?
タックが入るとシルエットが太くなる…タック無しの方が足が細く見えてカッコいい!などなど、様々なイメージがあるかと思いますが、今回はそんなタックについて考えていこうと思います!(あくまで江﨑個人の考え方なので参考程度にお付き合いください!笑)

まずそもそもタックとは、腰部分の布を畳んだ「ひだ」になります。
タックがあることでデザインのアクセントにもなりますし、腰回りのゆとりが生まれ動きやすくなります。スリムなシルエットをお求めの方は、タックの無いノータックが好きな人が多いです。

こちらは江﨑オーダーのノータック。
特徴として股上が浅く、膝から裾にかけて細めのサイズ感にしている為スラっとした印象になります。サイズ感としては所謂「細めのスラックス」です。

股上が浅いので足が長く細く見える反面、タック有りよりもゆとりがないので、
若干動きにくさや窮屈感を感じてしまうかもしれません。

続いてはワンタック。先ほどのノータックに比べて股上も深くなり、膝・裾のサイズにもゆとりを持たせています。決して細めのスラックスとは言えませんが、腰回りから裾にかけてテーパードを効かせています。

タックが入ると太く見えると思われがちですが、実はタックが入ることでより自然なラインになり、足のシルエットが綺麗に見えます。

最後にこちらはツータック。名前の通りタックが2本に増えますが、なかなか見かけることは少ないです。ワンタックよりも更に腰回りにゆとりが生まれますが、非常に上品な印象です。(膝・裾のサイズは先ほどのワンタックとほぼ同じです)
ワンタックの方が凡庸性がありますが、上品に着こなしたい、クラシックさを追求したいという方にはとてもおすすめです。

ちなみにこちらは内側に倒れている「インタック」(先ほどのワンタックは外側に倒れる「アウトタック」)インタックになるとゆとりを持たせながらすっきりしたシルエットにもなります。
スーツにはすっきり見えるインタック、カジュアルなジャケパンなどにはアウトタックと使い分けてみても良いかもしれません。

後半は若干タックの魅力を伝える内容になってしまったかもしれません(笑)。
もちろんスッキリしたシルエットやスポーティな印象が好きな方にはノータックがおすすめです。ハイウエストで履きたい方やクラシックをお求めの方にはワンタック、ツータックがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。
「いつもと違うデザインで次はオーダーしてみようかな」と、今後の参考になれば幸いです。


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