季節に応じた生地のチョイス!
ブログをご覧頂きありがとうございます。
日中薄手のコートもいらない気候が徐々に増えてまいりました。
厚手の洋服の整理はもうお済みですか?
本日は季節に応じた生地の特徴についてご紹介します。
春夏、特に湿気の増えてくるこれからについて通気性の有無は
体感温度に大きく関わります。
温度が高くても比較的湿気の少ない気候であるならば
生地の目が詰まった秋冬物でも過ごせない事はありませんが
そこは日本、最近ではほぼ亜熱帯と言っていいほどに
湿気の多い季節がやってきます。
目の詰まっていない下の生地の様な通気性の良い生地が必須となります。
ただし近年ではクールビズの浸透の為、夏にスーツ上下を着用する場面が
少なくなっているのも事実です。
今の時期から秋を見越したお仕立て例も近年では多くなっております。
秋冬に着用する際には、今度は逆に風の良く通る通気性の良い生地では
体感温度が非常に寒くなってしまいます。
春、秋、冬の3シーズンを見越してお仕立ての際には
薄手に作られた秋冬物の生地がよろしいかと思います。
よくオールシーズンスーツという言葉を日本では耳にしますが
高温多湿な日本の夏と正反対の極寒の冬が混在する日本の気候にとって
4シーズン過ごせる生地はなかなかに難しいものです。
”夏”を含めた3シーズンか、”冬”を含めた3シーズンか
このあたりのイメージを明確にして頂けると生地選びの際にも
スムーズなチョイスが出来るのではないかと思います!
ぜひご参考に。
長谷川