毛芯にこだわってみませんか?
麻布テーラー銀座3rd店のブログをご覧のみなさまキュートなお馬さんの写真と共にこんにちは。釋です。
私が担当する第2回目となるブログは「毛芯」についてです。
毛芯は色々な副資材が合わさったものを一括りに毛芯と言います。
ベースとなる「台芯」
肩回りの立体感を生み出す「肩芯」
胸の立体感を生み出す「胸増し芯」と「フェルト」
この4つが合わさり毛芯と呼びます。
軽い仕立てになると半毛芯や胸増しのフェルトを省いた軽い毛芯なんて言うのもあります。
それとは逆に裾までしっかりあるものは総毛芯やフル毛芯と呼びます。
胸増し芯の種類にバス芯というものがあります。
このバス芯は肩から胸廻りに使われるもので
主にお馬さんのたてがみだったり尻尾の毛だったりを使われます。
適度なハリとしなやかさを備えた馬の毛は毛芯を作るのに最適な素材なんですね。
余談ですが、本バス芯というのもあります。
これは尻尾の毛のみを使用したものを指します。
勿論、本バス芯の方が立体感を生んでくれます。
お馬さんいつもありがとうございます。
実は、麻生テーラーにはサルトリア仕立てなるものがあります。
みなさまご存知でしたか?
このサルトリア仕立ては、
スーツの金額に+19,800円(税込)でお仕立てができるオプションでございます。
キュプラの裏地や水牛釦をはじめ本切羽や一枚台場も上記の金額に組み込まれています。
さらには毛芯も高級なバス芯を使った毛芯に変わるのがサルトリア仕立ての最大の魅力です。
通常のお仕立ての毛芯よりも台芯の織密度が高くハリもしなやかですので、
綺麗なラペルロールや胸の立体感を更に昇華してくれます。
特に英国生地などの目の詰まった堅牢な生地では、
サルトリア仕立ての毛芯にしていただく事をおススメします。
生地にもこだわり毛芯にもこだわる。
オーダーならではの醍醐味ですよね。
実は毛芯のサンプルも店頭にご用意ありますが、
なかなか写真では上手く伝えられないのでご興味がある方は
是非、実際の毛芯をご覧になりながらオーダーのひと時をお楽しみ下さい。
azabu tailor / 麻布テーラー 銀座3rd店
〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目3−6 モリタビル 2F 03-3563-9711
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