WALL STREET

本日封切の映画『ウォール・ストリート』。さっそく観てきました。

前作『ウォール街』に人一倍思い入れのある私としましては昨年9月の合衆国での公開前から一日千秋の思いで楽しみにしておりました。

24年前の前作公開直後にN.Y.ではブラックマンデーが起こり、続編である今作は2007年のサブプライム・2008年のリーマンショックをトレースしたかのような証券銀行の勃興から崩壊(表面的には)と時期を同じくするプロットとなっていますので現実を知っているほどに面白く感じる内容です。マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーを現代に送り込んだらどうなるのだろうという前作の、すなわちゴードン・ゲッコーのファンである私には非常に満足のいく内容で彼の魅力を存分に味わいました。

服飾としての見所はN.Y.の上流階級が集うチャリティーパーティーのシーン。当然全員仕立て服です。麻布テーラーでお取引のある生地商社様からはメインでHolland & Sherry、ちょこっとScabalが衣装を提供されています。 前作はCerrutiでしたね。どちらもエンドクレジットには出ませんがやっぱりこういうところは気になってしまいます。

それぞれの新作バンチブック(=生地見本帳)もお店に入荷しました。なかでもCerrutiは本日届いたばかりです。

作中でウォール・ストリートGUYSや上流階級の人々を表現するアイコンとして使われるこれらの素材。やはり雰囲気がありますね。N.Y.では服装とステータスがイコールで現されるために装いに手を抜くことがありません。粗筋には触れられませんが第一線にカムバックするゴードン・ゲッコーも当然仕立ての良いスーツと靴を身に着けます。わずか数秒間でしたがLondonのあの店とあの店でお買い物をするシーンがバッチリ映っていましたよ。英国好きとしてはムフフという感じです。

日本人もビジネスにおける服装の有用性をもっと理解しなければなりませんね。

マイケル・ダグラスファンの皆様、服飾に興味のある皆様は是非ご覧ください♪

Tsuyoshi Noma

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