洞窟で寝かせた生地のスーツ、仕上がって参りました。
皆様こんにちは、銀座7th店でございます。いつも7th店のブログをご覧頂きありがとうございます。今回は以前8月のブログにてご紹介させて頂いておりました銀座7thスタッフの内山の初購入のスーツの仕上がりをご紹介させて頂きます。
スタッフ内山が記念すべき一着目に選んだ生地はイタリア生地の CARLO BARBERA の生地です。前回のブログをご覧になっていない方も多いとは思いますので、もう一度CARLO BARBERAのご紹介からさせて頂きたいと思います。イタリア最高の生地メーカーを問われた洒落物が多くの場合名を上げるのが CARLO BARBERA と言われるほど、知名度こそ高くないものの、知る人ぞ知るテキスタイルメーカーになっております。
CARLO BARBERA は1949年にその歴史の幕を開けました。イタリア・ビエラの名門 CARLO BARBERA は服好きたちの心をギュッと掴んで離さない「羅紗の宝石」とも評されていて、その生地にはいくつかのこだわりがあります。
1年間の“眠り”が作る糸の熟成
岩を切り出して作った地下倉庫の下には横を流れるストローナ川の水が引き込まれており、庫内全体が1年を通じて同じ気温と湿度に保たれています。ここで糸を約半年から1年間熟成させることでようやく、ただの糸からバルベラの糸となるのです。
時間をかけて織り上げられた生地
リラックスしてコンディションが高まった糸は旧織機のようなゆっくりとしたスピードで織り上げられます。大量生産による生地とは異なり、薄いものであっても空気を含んで膨らみ感があるのが特徴。イタリア生地でありながら英国のように縦横双糸の生地を中心としています。
世界一美しいと評される色気と気品のある生地
イタリア屈指のウェルドレッサー2代目ルチアーノの趣味の良さによるところが大きく、色使いの美しさはイタリア的生地の風合いや柄物は英国的な趣味性を感じさせます。
このような生地にたいする強いこだわりがあることが CARLO BARBERA が「羅紗の宝石」と評される由縁だと思います。
そんな CARLO BARBERA の生地の中からスタッフ内山が選んだのがこちらの生地です。
CARLO BARBERA
No.7-8621-7175
100% Wool Super130’s 240g
order suit ¥89,000 + 税 ~
いかがでしょうか。グレーのスーツにシャツとネクタイはグリーンで合わせて今季らしいシックな着こなしになっています。初めてオーダーをご検討の方は中々小さい生地見本では仕上がりのイメージがしづらいとは思いますので、仕上がりイメージのご参考に少しでもなればと思います。
銀座7thのゆったりとお寛ぎいただける空間でお買い物をお楽しみくださいませ。
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