スラックスもオーダーしましょう②
みなさま、こんにちは。佐藤です。
ここ数年、お出掛けをしては思うこと。
(うわ懐かし!)
小学生の頃によく着ていたスポーツブランドの復権や、
スケーターカルチャーやダンスミュージック等を背景としたスタイル。
ついつい嬉しくなって手を伸ばし、気が付けば20年前と着ている服が似てきている昨今です。
今回のスラックスも、特定の世代の方からは
(うわ懐かし!)
と思って頂けるのではないでしょうか。
CANONICO 4PLY Order Pants Price ¥39,000+税~
はい、みんな大好き優等生、御存知のカノニコ(伊)ですが、
「双糸」という単糸+単糸の撚り糸(要は2本糸)を、更にS撚糸とZ撚糸同士で撚り上げることで、
糸同士が反発しあい「空洞(通気性)」を生み、「復元力(シワになりにくい)」も伴わせるという、
「流石カノニコ」の優れモノです。
(難しい専門的な用語を乱発してしまって本当に申し訳ございません。
ただ、店頭で実際にモノに触れればこの説明が必ずピンと来ます。)
脆いだの、ヨれるだの、イタリア生地の負のイメージを払拭してくれます。
だって見て下さいこのクリースライン。
撮影前に敢えてプレスとか「しないで」おいてます。
そして冒頭に述べた懐かしの
2プリーツ(無料)+ウォッチポケット(¥1,000+税)
(どうしても私はクセで「タック」と呼びがちですが、しっかり生地の折り山があり、下までそれが続いているものは「プリーツ」とのことです。)
アジャストベルト(¥1,000+税)
ちなみに…
内向きの折り目がイギリス式インプリーツ(=レギュラープリーツ/フォワードプリーツ)。
外向きの折り目がアメリカンプリーツ(=アウトプリーツ/リヴァースプリーツ)。
日本(だけではありませんが)では歴史的背景もあってか「タックパンツ」はアメリカ式がポピュラーですので、
「オーダーならでは」のインプリーツをこの夏は取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに…
「ノータック」と検索をかけると第二検索ワードの片隅に「ノータック おじさん」と出てきました。
その中身は「おじさんがノータックを穿いて良いものやらどうやら…」という類のお悩みページ。
きっと長らく親しんだタックパンツ文化から(平成初期あたりまででしょうか?)、
ノータック文化の波に乗りそびれた方々も少なくないことが伺えました。
チャンスですね!
あれよあれよという間にタックパンツの復権ですよ!
是非、年々右肩上がりのこれらのスラックス、
きっとあの頃より機能面も充実してますし、色柄もトレンド感を加味した上でもう一度ワードローブに復活させてみませんか?