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ベストの話-Which is The Best Vest?-

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いささか前のお話になりますが「大手銀行の服装自由化」のニュースは、スーツ屋であることを差し引いたとしても様々な感想を抱きました。決して否定的ではなくてむしろ面白いなぁ、と。

クールビズが提唱されて早十余年。年々めまぐるしくビジネススタイルも多様化し、革新的な機能やテクノロジーがファッション業界にも勿論参入し、あれよあれよという間にかつての殿様商売じゃたちまちのうちに叩きのめされるようになってしまいました。

今後もより一層その銀行やIT等、他業種がファッション業界に大きな影響を及ぼす様になってゆくのでしょう。

そういった様々な感性や意見が乱立し、今一つ市場が安定しきれない中でいつもいつも注目を集め評価されるキーワードが

#原点回帰
#温故知新

といった文言。つまりクラシックです。

多様化し過ぎて何が何だか分からなくなり、迷った時に一本筋の通った道標として佇み、本来あるべき姿を思い起こさせてくれるあるアイテムが昨今改めて高い評価や沢山の注目を集めているので改めておさらいをしましょう。

トップ画からお察しの通りこれはもうベストです。

本来、ベストはあって当然、それを着てこその「スーツ」であったものが大戦下の物資統制の影響で「ベストは省略可」とされたことがきっかけで現代の2ピーススタイルに落ち着いたみたいです。

「無きゃ無いでいっか。」ってなったんでしょうね。昨今ではネクタイがその位置付けになりつつあります。

ただ、ドラマや映画の上司役を思い浮かべるとどうしても「ベスト」や「ネクタイ」という本来あるべきものを身に着けた姿の方が想像に容易いのは、それだけそれらが威厳や格式、風格を漂わせる為の重要な役作りアイテムの一つなのでしょう。

メラビアンの法則でも有名ですが、やはりビジネスシーンに於いて自身の見た目は重要で、その見た目で相手の印象を戦略的に操作するのも給料のうちといっても過言ではないですし、身に着けるだけで簡単に周囲との差別化を図れるのであれば利用しない手はありません。

是非、あなたにピッタリの形を御検討下さいませ。

以下、各パターンでございます。

 

現代では最もポピュラーなパターン。襟が無く、2つボタンジャケットに合わせ易い様に第1ボタン位置も以降御紹介のパターンよりも比較的低め。簡略感が強いことからスッキリとしたシャープで若々しい印象でしょうか。

 

3つボタンジャケット用になるとボタン位置が一気に上がります。胸が詰まることでVゾーンの立体感が増し、パワーカラー系のネクタイとの相性は抜群です。また、本来は下着であったシャツを隠す面積が大きいことからより格式が高いという考えもございます。あくまでも「考え」であって現代に於いては「これが正式である」として明文化されたルールはないので「フォーマルシーンではこの3つボタン用ベストじゃなければいけないんじゃ…。」なんてことは思わなくても大丈夫です。まぁ、迷った際の判断材料の一つとして活用しても良いかもしれませんね。

 

雰囲気が少し変わり今度は襟付き。ベストもルーツとしては元々お袖付きで上着の一種でした。むしろフリフリの付いた華やかなステージ衣装みたいなジャケットと言ってしまった方がイメージに近いかもしれません。まさにオスのクジャク的発想で派手であればある程魅力的、ということにされていたそう。それが倹約主義のチャールズ2世によって袖や裏地も安価な生地に簡素化され、やがては袖すらもなくなったみたいです。ただ、襟が残ってる分かつての上着としての名残を感じさせることから「脱いでも恥ずかしくないイメージ」や「クラシックさ」に一役買っているわけです。

 

こちらはノッチドラペルタイプ(ノッチ;切れ目等/ラペル;襟の意)。「襟」と聞いて最も思い浮かべやすいポピュラーなパターンかと存じます。

 

胸ポケットは「無し」、「左のみあり」、「左右両方あり」で選択可。

 

こちらはショールカラー。かつてのガウン(室内着)がこの襟型であったことから、クラシカルで格式も感じさせながらどこか柔和でリラクシングな印象です。

 

ヘチマ襟とも呼ばれます。また、肩掛け(ショール)を連想させることから命名されました。

 

以下、筆者私物によりトルソーに着せると不格好なのでハンギングに致します。

 

ピークドラペルのダブルベスト(ダブルオプション¥3,000+税)。ここから雰囲気がガラッと変わりますね。打ち合わせ(前立て)が重なることで保温性も増します。また、和服もそうですけど日本人って本来はこういった打ち合わせの重なった衣服は似合いやすいと思うんですよね。また、生地を沢山使っているせいか、どことなく上半身を大きく見せ、やせ型の私にも風格をほんの少しだけエッセンスとして加えてくれ…てる筈です。私はさて置き、衣服自体はどこか優雅でラグジュアリーですよね。

 

剣襟仕様は威厳や格式、緊張感を感じさせるのでパワーが必要な局面の勝負着として是非。

 

ダブルは重厚だと捉えられがちですが、ジャケットを着た際にシングルベストよりもボタンが見えにくい為、生地のデザインによってはスッキリしたフォーマルライクな印象も与えられます。またフロントカットされているのでクラシカルでありながら、ノープリーツのスポーティーな雰囲気のスラックスとも好相性です。

こちらはノッチド。

 

ショールタイプ。逆にフロントがこういった水平のものはガッツリ2プリーツのスラックスと合わせて優雅で余裕な大人の男スタイルを楽しみたいものです。ショールカラーですしね。本来、シャツもそうですがベルトやサスペンダーを見せてしまうこともドレスコードとしてはNGで、つまりスラックスの穿き口を隠すサイジングが望ましいわけです。よってプリーツパンツの様な股上の深いサイジングのものとフロントが水平なベストの着丈がバッチリ噛み合った時、色気は爆上げします。

 

 

で!今シーズン、私がオーダーした新作はこの襟無しダブルタイプ!

詳細はまた後日必ず更新致しますので請う御期待、ではまた!

 

佐藤

 

あ、懐中時計ホールっていってチェーンの通し穴も開けられるので御希望の方はお申し付け下さいませ!

 

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