銀座six店長もリピートする生地ブランドとは?
LASSIERE MILLS
『ラッシャーミルズ』と呼ばれます。
1949年創業と比較的新しい生地メーカーですが、イギリス製高級服地の聖地ハダースフィールドが本拠地。
イギリス生地にありがちな女子受けしなさそうなジ〇臭さ(誤解を恐れずに申しただけで、私はそういう渋いのも大好きなんですけど!)を感じさせない、貴重な色気ある英国生地だと思っております。かたやゴルフ4大タイトルの一つマスターズのグリーンジャケットを提供しているメーカーである事でも知られており、現地での信頼度も裏付けていらっしゃるそうな。
仕上がりはこんな感じ。
#65820 Suits Price ¥90,000+税~(ダブル仕立て別途¥5,000+税)
フィニッシング(仕上げ加工)が何とも綺麗で、モヘア混生地独特の色味や艶感がブラウンに感じさせたりグレーに感じさせてくれたりと、中々ハイセンスな生地です。
鮮度たっぷりなグレイッシュブラウンも然ることながら右肩上がりのトレンドとして覚えておかれたいワイドピッチなストライプ(幅の広い縦縞)を取り入れているところも、「英国生地」の勲章に胡坐をかいてない証拠です。そして大きな柄には太い襟が良くハマりますね。
英国調の雰囲気を邪魔しないダブル仕立てには水平ポケットに、水牛(¥3,500+税)4つ並びボタンを…
当然本切羽(¥3,000+税)で。
一枚丸台場(¥3,000+税)でコダワリと高級感に拍車を掛け、末永く親しめる相棒的一着にしましょう。
「ただ好きな色を」の精神も好きですが、もし迷ったら生地ブランドのタグのデザインも考慮して裏地の色を選んでみるのも、仕上がった時の「ピンッ」と来る感じが溜まりませんよ。今回は茶色(キュプラ素材¥2,500+税~)を拾ったようです。
ウォッチポケットやアジャスター(各¥1,000+税~)も付けて、よりマニアックに仕立てられるのもオーダーならでは。
イギリス製ならではのガッチリと打ち込まれた信頼感たっぷりの生地にモヘアを加えたら、来る東京の湿気シーズンもなんのその。
逞しく張ったショルダーラインと鋭利なクリースラインで是非風切って闊歩して下さい。