ベストのすゝめ参

ダブルベスト ¥16,000+税~
ダブルは重厚だと捉えられがちですが、ジャケットを着た際にシングルベストよりもボタンが見えにくい為、生地のデザインによってはスッキリしたフォーマルライクな印象も与えられます。また打ち合わせ(前立て)が重なることで保温性も増します。更にフロントカットされているのでクラシカルでありながら、ノープリーツのスポーティーな雰囲気のスラックスとも好相性です。
襟なしダブルは、あらゆるオーダー欲を中庸化させた恰好なデザインかもしれません。アクも濃すぎず、人との差別化も図りやすいポジションでしょうか。初オーダーベストにオススメです。
ピークドラペルのダブルベスト(ダブルオプション¥3,000+税)。和服もそうですけど日本人って本来はこういった打ち合わせの重なった衣服は似合いやすいと思うんですよね。また生地を沢山使っているせいか、どことなく上半身を大きく見せ、ほんの少しだけ風格をエッセンスとして加えてくれます。剣襟仕様は威厳や格式、緊張感を感じさせるのでパワーが必要な局面の勝負着として是非。
ショールタイプ。逆にフロントがこういった水平のものはガッツリ2プリーツのスラックスと合わせて優雅で余裕な大人の男スタイルを楽しみたいものです。ショールカラーですしね。本来、シャツもそうですがベルトやサスペンダーを見せてしまうこともドレスコードとしてはNGで、つまりスラックスの穿き口を隠すサイジングが望ましいわけです。よってプリーツパンツの様な股上の深いサイジングのものとフロントが水平なベストの着丈がバッチリ噛み合った時、色気は爆上げします。