スーツに変身ジャケット

スーツに変身ジャケット

1782年、イギリスにて設立のMARLING&EVANS。

すごぉく歴史がありますね。

にも拘らず「マリエヴァ、マリエヴァ」と馴れ馴れしく呼んでおります、私は。

 

1782年の日本はまだガンガンにちょんまげ江戸時代。

天明の大飢饉なるものが始まってしまった時期だそうですよ。

天候不順や火山噴火などを原因とする不作により農家は壊滅。

深刻な飢饉により

死んだ人間の肉を食い、人肉に草木の葉を混ぜ犬肉と騙して売るほどの惨状

杉田玄白『後見草』より

と凄惨を極める様相で何かと自然災害自然災害と言い伝えられているみたいですが、どうやらその時の杜撰な政治も随分と農民の反感を買ってしまったみたいですね。

 

ん~む。昔だけのお話とは思えない昨今です。

何年も後には「コロナのせい」にされてあやふやになってしまう反省点とか山ほどあるんでしょうね。

色んな覚悟、そして準備が必要です。

 

そんな「準備服」ともいえるジャケットがコチラ。

(へヴィーな話題から無理矢理ねじ込み過ぎたかなぁ…)

#25130

まさに骨太なニシン、「ワイドピッチヘリンボーン」生地にステッチを入れてパッチポケットで誂えればクラシック&スポーティでコーデジャンル問わずな使い勝手抜群ジャケットとなります。

下はお持ちのグレースラックス、ジーンズ、勿論チノでも良し。

 

そして共地でパンツも誂えておけばいざという時のスーツスタイルにも使えますよ。

オマケにウエストシャーリング仕様(¥3,300)にすればリラックス&エレガントでパンツまでもが単品でオフ使いもし易くなります。

いかがでしょうか?

様々なコーディネートを楽しんでみて下さいね。

以上、ではまた。

 

…嘘です。

注目ディティールはここから。

 

裏地を省きました!

ここも以前申し上げたドレスとカジュアルの違いです。

こうするだけで随分と「スーツ生地なのに頑張り過ぎてない」洒脱な雰囲気になります。

そこが高尚な大人の色気を生みます。

こなれ感、でしょうか。

サイズ感もややゆったり目の着流し風スタイルが今風かな、と。

 

(付いていることが当たり前の風景過ぎてポカン、となってしまった方へ。念の為、↑の紫部分がいつもお付けしている裏地です。)

 

袖の裏すらも全撤廃。

前回までのジャージー素材でも誂えられますが、基本的にあれらの掲載サンプルは袖裏は付いているんですよ。

よってそのジャージーに関しては(十分軽いんですけど…)「伸縮性による」楽チンさが最大の得票ポイントなのかな、とお客様のリアクションを拝見していて感じます。

 

こちらのセットアップ仕立てはジャージー生地ではなくとも「柔らかくて」、「軽い」んです。

着るのが楽しくなります、コレ。

生地バリエーションもジャージーよりはるかに多いので選んで仕上がりを待ちわびるのも楽しいですしね。

コツとしては裏地という支えを失っているわけですから、当生地のような独立感のある堅牢な生地で仕立てることでしょうか。

そうすれば以下の様な着回しも自在です。

 

ちょっとクールに

 

ダークトーンのカットソーで大人びたまとまり引き算コーデを楽しんだり…

 

袖付けはナチュラルショルダーにより

 

ビジネスルックとしても当然様になります。

 

カジュアル仕立てだけど弩カジュアルにはなり過ぎない絶妙なバランス感覚が抜群と言えます。

脱帽です。

「目付けのしっかりした生地」で「軽い仕立て」にするとこんなコーディネートレンジを行き来出来得るわけですね。

 

本切羽も標準装備、既製品がこうなっていると袖丈の御調整はほぼ不可能ですからね。

ここもオーダーの強みです。

 

モバイルバッテリーポケット追加オプション ¥2,200-(税込)

この通し穴。かゆいとこに手が届く仕様です。

 

前述の通り、こちらはイギリス生地編集バンチからピックアップされたサンプルなんですが非常に優秀な生地だな、と思います。

すごくソフトなタッチで往年のイギリス生地にありがちな「バリバリゴワゴワ」な感じは皆無です(別にそれが悪いわけではないですし、むしろ私はそんなバリバリゴワゴワも好きです)。

その上質でソフトな糸を贅沢に沢山打ち込まれて(使われて)いるんですよね。

だから表面は柔らかいんですけど、決してペラペラにはならず肉厚で頼りがいのある骨太な生地になっているわけですね。

今回みたいなセットアップ仕立ては勿論なんですけど、普通にビジネススーツ用としても優秀さを遺憾無く発揮することでしょう。

 

まぁ、今回のセットアップ仕立てはあくまでも軸足はカジュアルに置いてますから。

楽だからって何でもかんでもこれで済ませてしまうと(日常的にスーツやジャケットを着る)ビジネスマンとしてのリテラシーを問われかねないので、あくまでも「ちゃんとした基本的な正統派スーツ」を持った上での変化球として楽しむのが一番この仕立てが活きる着方なんじゃないかなぁ、というのが私の意見です。

 

同素材で色違いも沢山あるので色んな仕立てを試してみては!?

 

セットアップ仕立て ジャケットオプション ¥11,000(税込)

ではまた!

 

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