海外出張ブログその5 パリ編
もうすでに帰国していますが(汗)、海外出張最終国パリのレポートを書かせて頂きます。
パリと言えば先ず、崇拝するジャンヌ・ダルクにご挨拶! そう、中世後期のフランス100年戦争で英国軍との戦いで活躍した当時若干17歳の乙女です。そして異端として魔女扱いを受けイギリス軍によって火刑に処せられ、500年も経てキリスト教会から聖人として認められた数奇な運命をたどった少女です。世界史の話はこのへんで。(ちなみにクリスチャンではありません。)
パリでのお仕事は世界で一番大規模な素材展示会とされているプルミエール・ヴィジョンへの訪問です。
メンズからレディース、ドレスからカジュアル、表素材から副資材まで、ファッション衣料に関するすべての素材の最新トレンドからカラートレンドまで全てがここからスタートするといっても過言ではないでしょう。
先ずはコットン系のファブリックで有名なイタリアのSONDRIOから訪問です。ここは何時もテーマを決めてガーメント・サンプルを展示して傾向が解りやすのです。2014SSのテーマは“ローマ”会場にはクラシック・ベスパが展示され雰囲気を高めています。
こんな雰囲気のファブリックは今シーズンもこちらの赤いジャケットバンチに編集されています。SONDRIOのコットン56% リネン44%のネップの入ったサマー・ツイードと総称されるものです。目付が350g/mと重めですが、まだ肌寒い春のシーズンや冷房の効いた室内などで活躍しそうです。私も今シーズンはこんなナチュラルなベージュ・ジャケットを一着作ろうと思っています。
そして、右写真のWORLD TRAVELER SUPERIOR TIMEに編集されているAIR WOOLでお馴染みのBULMER & LUMBのアポイントです。来シーズンは従来の機能的加工のバリエーションが増えていました。何をどう組み合わせるかなど開発の打合せをしました。2014SSのWORLD TRAVELERもお楽しみに。
という事で、10泊12日の日程を消化して帰国しました。まだまだ寒いですが、2014年春夏の企画がスタートです。とはいってもなかなか手を付けられないのが実際です(汗)