海外出張英国編 その2

前夜にロンドンから列車で2時間、ヨークシャー州はリーズへ移動、翌朝ミノバ社へ訪問しました。ここは2シーズン前から展開するオリジナル・ファブリック、GRAND MARQUISのハイエンドライン、REGENT DYNASTYの開発でお世話になっているメーカーです。

2013秋冬企画の最終詰めの打合せをしました。

英国で産出されるいわゆるブリティッシュ・ウールのも様々な羊から採取されます。これらの特性を活かしながらブレンドした究極のブリティッシュ・ウール、ヨークシャー・ツィードを依頼しています。織り上がった試織生地の最終仕上げ方法の確認をしました。フィニッシュ(整理仕上げ)の方法も様々で、柔らかく仕上げるミルド加工、テフロン加工(撥水)、粗野な原毛の風合いを活かすためあえて簡単な仕上げなど。商品に仕上がった時の雰囲気はこの生地のフィニッシュに大きく左右されるので、やはり現地での細かい確認が重要なのです。どうゆう形で企画が仕上がるか、今年の秋冬の展開をお楽しみに・・・

そして夕方のフライトまでの時間を利用して、このヨークシャー州の高級素材と言われる服地の仕上げのほとんどを請け負うフィニッシャー(整理仕上げ業者)、W. T. Johnson & Sonsを訪問。

世界で3台というこの赤いマシンW. T. ジョンソンが開発したフィニッシング・マシンは

重要な熱処理をする機械でじっくり時間かけ仕上げた生地には、安定した品質と継続的な風合いを生み出します。

そして麻布テーラーオリジナル・ファブリック、WORLD TRAVELER SEVEN SEAS編集の SAVILE CLIFFORDや 同じくSUPERIOR TIME編集 BULMER & LUMB 2080フランネルなどもここで仕上げされNANO加工を施されています。ナノ加工(右端ナノ溶剤)の現場もしっかり確認してきました。

ミノバ社のDave Smith社長と左端のミユキ毛織、開発グループの佐藤さん、お世話になりました。

英国弾丸ツアーを終えて、この後はマンチェスター空港からパリへ飛びます。 次回のレポートはパリ編をお送りします。

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new arrival fabrics(GRAND MARQUIS)