BONFANTI(ボンファンティ)。
突然ですが、こんなキャンパス製の太ボーダーのトートバッグを見たことはありませんか?そうです、女性に人気のボンファンティというイタリアのバッグブランドです。
ピッティウオモでは、Pitti Wというウィメンズブースにて出店していて、女性バイヤーで賑わいをみせています。
私の家にもこのバッグがありますが、大きさやデザインによってはメンズも使用できるユニセックスなデザインも特徴です。
実は、昨年の10月にイタリアのボンファンティの工場へ行って別注バッグを仕込んでいました。ミラノ近郊のGorla Minoreという閑静な住宅街にあるのですが、1945年から続く老舗バッグ工場です。特に写真のアンナさんの感性が商品企画に反映されていて、ベーシックでありながら華やかさもある、メンズブランドとは異なる持ち味が特徴です。にやけた顔から想像できると思いますが、アンナさんは私のタイプです(笑)。
女性ならではの細部のこだわりは、この沢山の金型(バッグのパーツをカットするための金属製原型)と付属パーツのストックの多さから読み取れます。工場は生産性を上げることが重要なので、デザインパーツが細分化されることは非効率なことにもなります。私も様々な工場を訪れていますが、これだけの金型を持っているバッグ工場を見たのは初めてです。
その結果、アーカイブコレクションもこのように圧巻の多さです。中には日本の有名セレクトショップの別注タグもチラホラ見られました。
それで、この工場でメンズバッグを作ってみたいと思いました。ビジネスシーンのスーツスタイル、休日のジーンズズタイル、しかも彼女や奥様との共同使用ができるという、マルチなデザインを目指しました。そこで、思いついたのが全ての人に愛されるジーンズをコンセプトに、ボディにデニム生地にしてパーツ部分にレザー使用した、蓋付きトートとドキュメントケースを製作しました。
バッグ¥44,000+税 ドキュメントケース¥24,000+税
蓋付きのトートバッグは¥44,000+税、パートナーと使えば一人あたり¥22,000、さらにシーンを問わず年中使用できることを考えたら、とても費用対効果の高いバッグだとは思いませんか?!
買い物には言い訳が必要ですもんね(笑)。