TSUYOSHI’S EYEピッティ版。#3

ロンドン滞在3日目、日本食のおかげで体調は回復してきました(笑)。

ロンドンは都会なので不自由はありませんが、なにせ物価が高い!円安の影響もあり、このラーメン一杯が約2,000円もします。2014年度版「ミシュランガイド」に掲載されている話題の「昇龍」とはいえ、ビールと合わせれば3,000円を超えるラーメンセットは、研修メンバーには辛い環境かもしれません(汗)。

そんなロンドンですが、ピッティを見ると来シーズンも英国のカントリーサイドを意識したスタイルがトレンドです。スーツは、フランネルやツィード、コーデュロイなどのスポーティな素材を都会で着用できるようにアップデイトするスタイルが人気です。

昨年に比べてスーツスタイルを提案するブランドが多くなってきていることから、従来のカジュアル一辺倒からドレッシーな方向へ移行している感があります。しかし、プレゼンテーション映えするジャケットをメインにしているのは、昨年と変わりません。

特に、圧巻だったのがERNEST(エルネスト)です。大人のタウンカジュアルを提案するR&BLUESで今シーズン展開をしていますが、独自性のある素材と色柄で一際目立っていました。

ピッティ会場でのバイヤー着用率も高く、業界内の注目度の高さをうかがえます。しかし、我々のようなドレスコードが異常に緩い業界ならまだしも、日本のビジネスシーンでの着用は難しいと思います。エルネストだけではなく、大きなチェック柄のいわゆるお洒落ジャケットがヨーロッパのように日本では定着しづらいのには、このような理由があると思います。仕入れていていうのもなんですが、ライフスタイルの違いでしょう。R&BLUESでも正直なところ大ヒット商品にはなれませんでした。よって、コチラでなんとスペシャルセールプライスで販売中です(苦笑)。

でも、個人的にはこんなスタイルにノンウォッシュのデニムを合わせて、素敵な女性とお洒落なレストランへ行ってみたいですね。やっぱり、ジャケットにはライフスタイルが必要ですから(笑)。

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