麻布考案、次世代スーツ発売。

先日、自動車税納付書が自宅に届いていました。時代にそぐわない車に乗っているので、毎年この時期になるとハイブリッド車への乗り換えが頭をよぎります(汗)。

さて、ハイブリッド車を代表する次世代自動車が世界的に注目されていますが、麻布テーラーも「AZABU HYBRID・SUIT(麻布ハイブリッドスーツ)」という次世代スーツを開発いたしました。現在発売中のMEN’S EX6月号でも掲載されて、問い合わせ沸騰中のこの企画が本日のテーマです。

「AZABU HYBRID・SUIT(麻布ハイブリッドスーツ)」

日本の製品品質は、世界一と言っても過言ではありません。技術では、車、テレビ、時計など様々な工業製品を革新させてきました。また、芸術性においても非常に評価が高く、料理の世界では、多くの一流シェフが日本の料理を研究し、美的感覚や優れた技術を学んでいます。

麻布テーラーは、英国やヨーロッパ、アメリカの洋服の文化を基に、日本人ならではの繊細な美的感覚と優れた技術を加えた「麻布ハイブリッドスーツ」を新たに開発しました。

まったく同じ糸を使いながら上下で異なる組織(織)で構成された、一見スーツにしか見えないジャケットとスラックス。それぞれシーンに合わせて単品で他のアイテムとコーディネートして着用することができます。

本来のドレスウェアの視点からでは、アゲインストの風が吹いているといえるクールビズの流れ。機能的でありながらノータイならノータイの、ノージャケットならノージャケットのエレガントさはあるべきだと捉えたものが「麻布ハイブリッドスーツ」です。

ジャケットとパンツをばらしてセットアップ感覚で着る「ブロークンスーツ」はピッティウオモでも良く見られるトレンドですが、同素材の同色でありながら上下で柄が異なります。ジャケットとパンツの単品使いを前提にしていながら、一見するとスーツにしか見えない、新しいスーツの考え方です。ジャケット特徴である軽さ、パンツ特徴である耐久性、その両方を合わせ持つ、スーツ単品以上の機能性を併せ持った、スーツの概念をくつがえす次世代スーツなのです!

もちろん、スーツの概念をくつがえしているということは、それに適した素材は世界を探しても存在していませんでした。では、作るしかないということで、1881年にイタリアのビエラで創業したイタリアを代表する高級服地メーカーであるチェルッティに別注しました。

ジャケット素材は軽さと通気性を考えたホップサック織り、スラックス素材は防シワ性と耐久性を考えたツイル織り。組織の変化がありながらスーツとしての調和を考え、同色の糸を使用しました。スーパー100’S原料を用いながら、春夏を快適にスマートに過ごしていただくために「COOL ELEGANCE(接触冷感・紫外線カット・通気性・吸湿速乾・温度調節機能・抗菌防臭・天然繊維の心地よさ・ナチュラルストレッチ)」という万能加工も施しています。

この次世代スーツの考案者は、もちろん私です!と自慢したいところですが、ここだけの話、社長の発案です。ちと悔しさは残ります(苦笑)。そういえば、エルメネジルド ゼニア クチュールのヘッドデザイナー、ステファノ・ピラーティがジャケットとパンツをスーツとして着用するコレクションを発表していました。もしかして、もしかすると、本当に次世代スーツになり得るかもしれません!!

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