自分本位なASPESI(アスペジ)!?

先日、家族でバーベキューに行きました。家族サービスとは程遠い生活を送っている私にとっては珍しいことです。とはいっても、好きな音楽を聴きながら、昼間から食べて飲んで。。。結局、自分だけが楽しんでいた感があります(苦笑)。

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そんな自分本位な私が、自分本位で継続して展開し続けているブランドがあります。それは、皆さんも良くご存知のASPESI(アスペジ)です。

 

既製品を扱うのが後発だった麻布テーラーですが、かれこれ8年ほど継続して展開しています。当時は、ミラノのショールームでしかオーダーが出来なかったので、一部のセレクトショップしか扱っていなかった記憶があります。今は日本のサプライヤーを通してオーダーも可能ですが、日本にすべてのモデルが入るわけではないので、私は今でもミラノのショールームも訪問します。

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約10年前、大人のミラネーゼが仕立ての良いスーツの上に、ミリタリーウェアにしては上品なM65を羽織る姿を多数目撃。それを調べると、アスペジだったのです。それがバイイングをスタートしたきっかけでした。しかし、当時のアスペジはサイズが大きく日本人にはフィットしなかったのですが、別注を受けないというスタンスを貫いていました。そんな中、継続オーダーを続けている内に、麻布テーラーのサイズと気持ちの両方をフィットさせるオーダー哲学に共感してもらい、毎年、コラボレートできるまでになりました。

 

今シーズンは、初めて素材からリクエストを出しました。麻布テーラーが別注したMOON社チョークストライプのフランネルは、19マイクロンのメリノ・エクストラファインウールとカシミヤが生み出す極上品です。ドレス原点回帰が叫ばれる中、アスペジのアイコンアイテムM65にさらなる品格がプラスされました。もちろん、サイズのフィット感を既製品でも追及する麻布テーラーです。完成されたデザインのMINIFIELDモデルをベースに、ジャケット着丈が隠れるように着丈をプラス4cm、日本人の体型に合わせて袖丈をマイナス4cmにリサイズも依頼しています。

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ニットウェアを合わせたカジュアルな装いはもちろん、タイドアップしたスーツスタイルにも合わせられる名品が完成しました。フィニッシュは、M65の胸ポケットにお約束のグローブ差し。これまた、同素材で別注した1870年ナポリにて創業された、クラシコイタリアの老舗「Merola(メローラ)」で決まりです!皆さんも自分本位なお洒落な冬を楽しみましょう(笑)。

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