ビジネススタイル革命な傑作。

慣れない講師業も先週いっぱいで無事に終わりました。何度も人前で話していると、分かっているつもりの自身が改めて勉強になることが多くありました。スーツの装いとは本当に奥が深いものです。。。
そんな奥の深いスーツですが、現在発売中のMEN‘S EXで「スーツな男の傑作100」というビジネスマンが持つべきアイテムをカウントダウンしながら紹介するという面白い特集が組まれていました。
そして、嬉しいことにビジネススタイル革命な傑作として、麻布テーラーのオーダーシャツが、32位にランクインしていました。
それで、私もコメントを出した訳であります。しかし、作り手の声といっても、私は企画しているだけであって、工場の職人さん達が頑張って作っているのですが(汗)。ちなみに、ここに書いてある年間のオーダー着数ですが、スタートプライスの¥7,000+税のラインだけの数なので、いかに沢山のお客様にご支持いただいているか分かります。
ここだけの話しですが、オーダーシャツといってもある一定のファクトリーのシステムを利用すれば、いろいろなテーラーショップでも展開可能です。それなのに、沢山のお客様がなぜ麻布テーラーをお選びいただいているのでしょうか。
我々は、真剣にお客様にフィットする自分らしさ作りのお手伝いをできるようになりたいと思っています。自分らしいってカッコいいですもん、内面も外見も。日本のビジネス街も欧米にも負けない、自分らしいビジネスウェアを着た人で埋め尽くしたい。そんな、夢を掲げています。
ディレクションションしている私自身も、まず毎日の装いを楽しんでいます。会社着なので相手に不快感をあたえないようにしながら、とにかく楽しむ。まぁ、時には楽しみすぎてボスに怒られますが(苦笑)。私もお客様にも楽しんでもらいたいので、楽しんでもらえる企画を考えるのです。ちなみに、本日の私のオフィススタイルも春(桜)をテーマに楽しんでいます!
そのような根底があってシャツも企画をしています。そして、シャツも生地からオリジナルをつくることも。例えば、「Blue & White Premium fabrics 324」コレクション。
200年以上の歴史と伝統を誇る兵庫県西脇市を中心として継承されている、優れた品質と風合いをもつ先染織物「播州織」。日本国内で高品質なシャツ生地を作れる数少ないこの産地と取組みより、「Blue & White Premium fabrics 324」が出来ました。たて糸は高級超長綿のスーピマ100番双糸、よこ糸も同じくスーピマの50番単糸を使用。播州織独特の製法技術と麻布テーラーの感性が融合したプレミアムシャツファブリックでありながら、パターンオーダーシャツが¥10,000+税です。もちろん、これを作るために現場のシャツ生地生産工場まで入りこみました。
ビジネススタイル革命な傑作として、そして麻布テーラーのシャツを沢山のお客様にお選びいただいている理由。麻布テーラーの想いが皆さまに伝わっているのだと、勝手に思っています(笑)。
「専門用語解説」
番手とは?
生地のもととなる「糸」の太さをあらわす数字(単位)のことです。番手が大きくなるほど糸は細くなり、生地がやわらかく薄くなるため、風合いや肌ざわりの良い生地ができます。一方、番手が小さい糸で織りあげた生地には、透けにくく、丈夫といった魅力があります。
単糸(たんし)と双糸(そうし)とは?
シャツ生地に使用する糸には、1本の糸を使った「単糸」と、2本の糸をより合わせて1本の糸にした「双糸」があります。より合わせることで丈夫になるため、番手の大きい細い糸(80番手以上)は双糸にすることが多いです。 また、双糸使いの生地は、同じ番手の単糸使いの生地よりも肌ざわりがよくなります。
スーピマコットンとは?
アメリカ南西部で栽培される35mm以上の長い繊維長をもつ高級綿。吸湿性が高く、柔らかくしなやかな風合いで、絹のような美しい光沢感があるだけではなく、毛玉や縮みにも強く耐久性にも強いと言われています。コットンは繊維長が長いものほど高級とされており、アメリカ産で最高級の品質を誇るのがピマコットンで、スーピマはSuperior pimaの略で、米国スーピマ協会の登録商標にもなっています。