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カッコよくて学べる服。

上月 剛

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先週のMEN’S EXの最新号の話しに引き続き、今週は兄弟誌のBegin最新号がお題です。

私はクリエーティブディレクターという仕事をしていますが、たまにはこんな営業活動??もしています。それは、プレスに同行して編集長や編集部の皆さんに新商品のプレゼンテーションです。我々の業界ではキャラバンといい呼び方をしているようです。通常は広報プレスがする仕事ですが、企画やディレクションをしている自らが、商品開発の想いや商品説明をすることで、より深い内容をお伝えする目的で行っています。もちろん、自ら企画した商品なので売れて欲しい!皆さん沢山紹介して下さい!という下心もあります(笑)。

 

そんな活動で、麻布ザ・カスタムシャツを大きく掲載していただきました。

プレスの篠塚くんと一緒にBegin編集部に伺い、真面目にプレゼンテーションした結果ではありません。編集長とほぼほぼバカ話しの雑談をしている中で、麻布ザ・カスタムシャツの話題になり、こんな話しをしたのがきっかけです。

 

上月「着心地を追求して技術と時間のかかる縫製仕様に拘った箇所が、あまり見栄えが良くなくクレームになったこともあるんです(苦笑)。」

編集長「???それ面白いですよ!いま、カッコよくて学べる服という特集を準備していて、その企画にピッタリの内容です。」

と自虐ネタから生まれた紹介になりました(笑)。

 

以前のブログでもお話ししましたが、麻布ザ・カスタムシャツの襟とカフスはフラシ芯を使用しおります。芯地とは、服の内部に表地と一体となって縫い合わせる布のことを言いますが、シャツであれば襟やカフス、前立てにも入っています。その芯地には、両面を完全に糊付けするトップヒューズ、洗濯後には糊がはがれフラシになる仮接着、接着をまったくしないフラシの3種類があります。

 

我々の業界では接着芯は、衿を固めて縫製した方がスムーズなので量産型シャツの代名詞的イメージです。少しチープな印象ですが見た目の仕上がりは綺麗です。一方でフラシは、接着をしないことで均一な縫製余りをつくりながら、柔らかい仕上がりになるので高級シャツの代名詞的に言われています。しかし、編集長にも話したように、趣旨を説明しないと見栄えによりクレームになることもありました(汗)。さらに、麻布ザ・カスタムシャツでは、芯地を首に沿う部分でなく外側に入れています。やはり、肌に直接当たる箇所は、ソフトに越したことはありませんし、そのためのフラシ芯です。

しかし、硬い襟やカフスがお好みの方もいらっしゃいますし、イタリアの高級シャツと言われているブランドも接着芯を使用している場合もあるので、一概にフラシ芯地が優れているとは言い切れません。

 

では何故このような仕立てにしたのか?我々は、スーツ屋から生まれたブランドなのでシャツを単体で考えません。現代のスーツやジャケットが軽く柔らかい仕立てが多いので、Vゾーンとしてのシャツとして全体の調和を取りたかったことがそうした理由です。首や手首にフィットして自然に体になじみやすく、疲れにくくも感じますが、それも個人差がありますから(笑)。

 

このようなこだわりを実現するためには、細かい作業を丁寧に行える縫製工場と職人はとても重要です。私が知り限り、縫製技術者資格をもっとも多くいる国内シャツ縫製工場を使用しています。

以上、学べたかどうか分かりませんが、カッコよいのは間違いありません!おかげ様で、一番人気のホワイトのブロードシャツが一時的に品切れ中です(汗)。5月には追加デリバリーされますが、今シーズンは少し強めの色柄の英国風シャツも多数取り揃えています。GW明けは、いよいよクールビズがスタートします。是非、麻布ザ・カスタムシャツのチェックをお忘れなく!!!

 

最後に、麻布ザ・カスタムシャツ展開店舗にご来店いただいたお客様にメジャーメントサービスも実施中です。ご購入有無にかかわらず、麻布テーラーが誇るテーラリングスタッフによる採寸でお客様のサイズデータが記されたサービスカードをお渡しします。次回の来店時やオンラインストアでの買い物がいっそうスムーズになります。こちらも、是非お試し下さい!!!

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