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パターンオーダーシャツフェアの参考にどうぞ。

SHIRT, 上月 剛

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メンズファションのお祭りであるピッティウオモが終わったのも束の間、麻布テーラーのお祭りである「パターンオーダーシャツフェア」が本日、6月29日(金)から7月16日(月)まで開催されます。

このフェアを初めての方も見ていただいていると思いますので、先ずは簡単にフェア内容から。麻布テーラーのオーダーシャツは、1枚7,000円(+税)からお仕立ていただけます。このフェアは、2枚16,000円(+税)でお仕立ていただけるフェアです。

「えっ、セールだったら価格が安くなるのではないの!?」と思われる方が大半です。しかし、このフェアの生地の中身が凄いのです。国産の綿100%の生地を中心に、透けにくく、しっかりした生地感を実現できる双糸使いの生地や、光沢感があり滑らかな肌触りのコンパクトヤーンを使った生地などハイクオリティな生地をメインに展開しています。通常コレクションに入れるのであれば、1着10,000円以上の価格になるようなお宝もあります。もちろん、仕立てやデザイン・オプション選択も通常価格のものと変わりません。(ちなみに、麻布テーラークオリティの追求のために、一部デザインやオプションの変更があります。従来、展開していた一部デザインやオプション、名称が変更する箇所がありますが、基本的なサイズスペックの変更等はありませんので、全寸同様のフィット感をお楽しみいただけます。)

 

また、通常は小さな生地サンプルを束ねたブック状のバンチや見開きパターンなどで生地をお選びいただいていますが、このフェアでは、棒状に巻かれたシャツ1枚分の生地を豊富に用意しています。初めてオーダーシャツにチャレンジする方でも大きな生地なので色柄のイメージがわきやすく、宝探しをする感覚でお好みの生地をお選びいただくシステムです。

 

お仕立て上がりまで、約70日後と少し時間をいただいていますが、ここだけの話しナントこの短期間で2万着もご注文いただけるお祭りイベントなのです。ここだけの話しじゃないか(苦笑)。

 

今回は、ピッティウオモ帰りの私が、麻布テーラークリエーティブディレクター目線でシャツの最旬情報をお知らせしたいと思います。来年の春夏ピッティ速報プラス、お仕立て上がりが約70日後になりますので、来秋冬のトレンドもおさらいします。オーダーシャツフェアの生地やデザインの参考にしていただけば幸いです!

 

先ずは、先日の2019年春夏ピッティウオモから。某伊シャツサプライヤーから聞くと、ドレススタイル市場が伸び悩む中、シャツが最も厳しい商況とのこと。実際に売れるのは世界市場でも定番の白と青ですから、ある意味で同質化が避けられないアイテムだからでしょう。その中で目立つ提案は、オープンカラーシャツやサファリシャツ、プリントシャツやリネンのカラーシャツ。

ドレスシャツ市場を活性化させたい気持ちも分かりますが、バカンスというライフスタイルが少ない日本ではリアリティに欠けるように感じます。下の写真のように、個性の強い色柄でもクレリックカラーにすることでブレザーやスーツにも着まわせるのでは。このような個性的なストレイプもオーダーシャツフェアなら入っている可能性も!?

次はこれから迎える2018年秋冬のピッティウオモを振り返ってみます。春夏とは違い、マルチチストライプやタッターソールチェック、ギンガムチェックなど英国色の強いクラシック柄の提案が増えていました。特にタッターソールは英国のイメージが強い柄なので、多くのシャツブランドがコレクションに入っていました。素材はオックスフォードやツィル、コットンフランネル。襟型は、ボタンダウンや小ぶりなセミワイド、タブカラーなど。フランネルなどのカジュアル色の強い素材にも、このようなドレッシーな襟型を使用するのがピッティ流でした。

オーダーシャツフェアの私のコメントでも書きましたが、「シャツを誂える。非日常的な行為ではありますが、日常の生活を高揚させる魔法がそこには秘められていると私は思います。出勤前に、サイズだけではなく気持ちまでもフィットしたシャツに袖を通した瞬間。休日にリラックスした中にも背筋が伸びる瞬間。麻布テーラーのパターンオーダーシャツのコレクターが多い秘密はそこに隠されています。」

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