ジャケット研究 袖付け編
ブログをご覧の皆様こんにちは。麻布テーラー池袋店の宮下でございます。
今日からジャケットのデザインや仕立て等について調べていきます!
今日は袖付けについてです。
既製品などに多い、こちらの袖の付け方。
仕立てをセットインスリーブと言いまして、
生地を縫い合わせた縫い代を袖側に折り
内側にたれ綿と呼ばれる布でボリュームを出すことで
ふっくらとした袖山の盛り上がりを作っています。
(僕はふっくらしないように気を付けないと・・・)
スーツでは一般的な仕立てです。
端のステッチが良く合います。
それに対してこちらはシャツ袖になります。
ご着用頂いているものもそうだと思いますが
シャツは縫い代をボディの方に折り返しております。
こちらの仕立てに致しますとスーツのような堅さが和らぎます。
(まるで僕の存在のようです!)
ジャケットとスラックスで別の素材でのコーディネートにも
非常に相性の良い仕立てです。
ステッチは端から6mmの少し幅広のタイプが良く合います。
ご着用のイメージや生地感でお好みの仕立てを
お選びいただけたらと思います。
ご来店をお待ちしております。