La Chemise Fou.
タイトルは仏語ですが、訳すなら“クレイジーシャツ”とでもなりましょうか。
何故こんな気取った真似をするかというと、先日、映画「イヴ・サンローラン」を観に行き、仏語の独特な響きに影響されたからです(笑)
イヴ・サンローランがクリスチャン・ディオールに見出され、やがて自らのメゾンを持ち栄華を極める過程を、周辺の人々の証言と伝記フィルムで描いたこの映画、
少々退屈でしたが(失礼!)、学生時代の一年半をパリで過ごした私には仏語の台詞の響きが懐かしくも感じられました。
さて、そんな森田のオーダーした“クレイジーシャツ”をご紹介致します。
ブルーのペイズリー柄のシャツを紺のニットタイでタイドアップ。紺ブレに同じくペイズリーのチーフを挿しております。衿型はラウンドピンホール、ノータイスタイルなど全く想定しておりません(笑)
全身写真はこんな感じ。
相変わらず画質があまりよくありません・・・。
足元も撮ってみました。
気分はイタリアオヤジです(23歳ですが・・。)
Shirt Order Price / ¥14,700 [GDA FM88338 Cotton100%]
余談ですが、映画の原題が“L’amour Fou”といって、これは直訳すると「狂気の愛情」といったところですが、
その名の示す通りデザイナーのファッションへの、そしてパートナーへの尽きせぬ愛を描いた映画の邦題が「イヴ・サンローラン」というのは、余りにも安直な気もします。
古くはサリンジャーの“Catcher In The Rye”が「ライ麦畑でつかまえて」であったり、“Gone With The Wind”が「風とともに去りぬ」であったり、
センスの感じる邦題が昔は多かったのに、最近はただカタカナにしただけであったりして、面白くありません。
ちなみに、個人的ベスト邦題はDevil Dollというバンドのアルバム“The Girl Who Was Death”の、「死せる少女に捧ぐ」です。
かっこよくないですか?(笑)