シワに強い生地

2016.05.20

By.日本橋店

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。

今回は生地選びの際に役立つポイントをご紹介します。

まず、ご要望が多いのが、①「シワに強い」②「通年着れる」
この２つです。

今回はシワに強い生地のポイントをご紹介します。

①シワに強い
「数回着用しただけでシワが気になるようなデリケートな物より、扱いが簡単なシワになりにくい物が欲しい。」

まず、イタリア製の生地よりイギリス製の生地の方がハリ、コシがあり、耐久性に優れているのでしっかりとした仕立てになる物が多いです。
それは生地の織り方などの違いによるのですが、細番手で艶や滑らかさ、軽い着心地などを特徴とするイタリアの生地に対して、イギリスの生地は「双糸」という１本の糸を２本撚り合わせて１本にしたものを織り糸に使用しているので、少しザラっとした固めの質感で、丈夫でしっかりとしているのが特徴です。

しかしイタリア製の生地でもイギリス製の生地のような作りをしているものもございます。
どうやって見分けるか？ですが、生地の品番が書いてあるシールやバンチブックなどに「PLY（プライ）」という表記が書いてあるのを見たことがあるでしょうか？
この「PLY（プライ）」というのは、糸の撚りを表す表示です。
「２PLY」というのは２本の糸を撚り合わせた糸で織られた生地ということです。
ハリコシが強くて、シワになりづらい、通気性のよい生地です。

いくつかご紹介します。

CANONICO　Super120‘S　２PLY　シングルスーツ価格　￥６９，０００+税

Martin&Sons　２PLY　シングルスーツ価格　￥９９，０００+税

Martin&Sons　２PLY　シングルスーツ価格　￥９９，０００+税

３PLYもございます。

LORO PIANA Super120‘S　3PLY シングルスーツ価格　￥８９，０００＋税

ガッチリと固めの生地が好きな方には、さらにしっかりした「４PLY」というものもございます。
こちらはCANONICOの「４PLYトロピカル」という生地です。
Z撚りとS撚りという、逆回転の双糸同士を合わせて４PLYの糸にしており、糸同士が反発し合うため、隙間が生まれ通気性に優れ、シワにも強い生地となっております。

CANONICO　４PLYトロピカル　シングルスーツ価格　￥８９，０００+税