「皺」に強いスーツ生地

＆C麻布テーラー表参道店のブログをご覧の皆さま、こんにちは清水です。

毎年大人気でありますパターンオーダーシャツフェアが迫ってきて、同時に物欲も沸いてきています。今月28日より開催いたしますので楽しみにお待ちくださいませ。

ところでみなさま、高温多湿な本国におきましてスーツに皺が入りやすい、皺が気になる、と悩みが尽きない方も多いのではないでしょうか。

重要なな会議等ではジャケット着用が必須な為、『暑くて・湿気などが原因ですぐにシワが発生し気になって困る。』なんてことを、お客様から問い合わせをいただきます。いざ大事な場面でスラックスの膝裏・ジャケットの肘・背中部分が皺だらけになっていては、いくらプレゼン力が高くても与える印象は違ってくるでしょう。そこで今回は、涼しく・皺に強く・ビシッと着こなせる生地（スーツ）をご紹介致します。

私のおすすめはモヘア混の生地です。夏で涼しい素材といえば先ず、麻＝リネン素材が頭に浮かびますがビジネスでは着用シーンも限られてしまいます。半面モヘア生地はビジネスにも着用出来、その質感に虜になる方も多く一度仕立てた方はそのシルエットの出方の違いに気づいていただける事と思います。

※画像は今期スタッフがモヘア混の生地で仕立てたものです。　非常で綺麗なシルエットで一目でその良さが分かります。特にスラックスのラインは本当に綺麗です。

• 通気性が高く・べとつきにくい 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モヘアは、ウールよりも少し糸が太くなっているため、ウールの糸とモヘアの糸で生地を織った際に、凹凸が生まれます。よって肌に触れる面積がウールのみのものより少なく、風もよく通ります。

• 光沢感がきれい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モヘアそのものが光沢の出やすいものとなっています。更に縦糸と横糸で色の異なるもので生地を織ることでモヘア生地独特な艶感と色味を楽しむことも出来ます。（特に太陽光に当たったモヘア混生地の独特な風合いはたまらないですよ！！）

※モヘア混の生地は、だいたいWool84%　MOHAIR16%といったようにブレンド混で織り上げられています。モヘアの分量が多くなる程、生地感がは硬くなってくるのでご検討の方はサイズをしっかりヒアリングさせていただきます。

夏の素材といったイメージが強いモヘア混ですが、近年では3シーズン用としてご着用が可能です。また、目付けやTPOによってはオールシーズン対応も◎。夏が終わるからといってモヘアはあきらめよう・・・いえいえ、秋口にかけても十分に着用可能ですよっ。

シャツフェア時に機会がある方は生地感だけでもご覧になってください。みなさまのご来店お待ち申しております。

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