スーツのメンテナンスマニュアル(完全版)

スーツのメンテナンスマニュアル(完全版)

表参道店のブログをご覧の皆様こんにちは。

このブログではスーツのメンテナンスについてご紹介しております。

全5編に分けており、今回は最終章の完全版としてまとめました。

【スーツ着用後の手入れについて】

➀ 自宅で脱いだら即ハンガーにかける
➁ ブラッシングで汚れを除去
➂ 深く入った皺をアイロンで伸ばす
④ 一度、着用したスーツは2~3日着用しない

この4つはスーツを長持ちさせ、鮮度を保つために是非行っていただきたい項目です。
その理由を下記にてご説明します。

➀ 自宅で脱いだら即ハンガーにかける
その理由は主に2つ「型崩れの防止」「軽い皺をスーツそのものの重量で伸ばす」効果があるためです。
ハンガーは専門店で販売されているようなスーツ用の太いハンガーをご利用下さい。(ワイヤーハンガー等はNG)


注意としてポケットに中身は必ず出してください。
上級編として湿度の高い日を除いて、軽く霧吹きでミスティングしてください。スーツの主素材のウールは弾力があり自然由来の復元力があります、その効果を引き出すためミスティングを行いましょう。

➁ ブラッシングで汚れを除去
ブラッシングをするメリットは、繊維に入り込んだ細かい汚れを落とすができます。また繊維の流れを整えることで鮮度が保たれます。
ブラッシングはまず、スーツ全体を軽くたたきホコリを浮かせます。そのあとブラッシングは上から下に向かってかけましょう。


※ポケット等の見えない部分も忘れずに行いましょう。
よくある質問は「コロコロやエチケットブラシではだめですか?」といった質問を受けます。もちろん付着したホコリやゴミ、食べこぼしを除去できます。
しかしなが表面の見た目を維持する効果しか無く繊維に入り込んだ汚れは落とせません。
したがって虫食いの原因にもなりますので、ブラッシングを推奨しております。

➂ 深く入った皺をアイロンで伸ばす
アイロンをかけることで得られる効果は、「熱による殺菌効果がある」「新品と同様の鮮度をキープできる」

ジャケットのアイロンがけ方法↓

1 袖は縫い目に合わせ片方ずつかける。

2 背中はアイロン台に着せるようにおいてアイロンをかけます。

3 前見頃はアイロン台の形に合わせて着せるように置くとかけやすくなります。

4 前の釦に差し掛かる襟は押し付けながらのアイロンワークはNG! 軽くなでるようにかけまます。

 

スラックスのアイロンがけ方法↓

1 腰回りは一周回すようにかける(前と後は同時にかけない)

2 センタークリースに沿って、腰から裾に向かって、左右別に内、外と分けてかける。

3 裾がダブルの場合、内から丁寧にかける。

④ 一度、着用したスーツは2~3日着用しない

連日、同じスーツを着用するのは控えましょう。

そのメリットは2~3日休ませることで染み込んだ湿気を飛ばす期間が設けられます。

また皺の定着による型崩れを防ぐ効果があります。

※スーツを休ませるさいは風通しよく!(衣類と衣類の間隔を設けて下さい)

 

この度のブログ「スーツのメンテナンスマニュアル」シリーズは、ご購入いただいたスーツを大切に、より長く皆様のビジネスシーンに寄り添えることを願い企画いたしました。スーツのお手入れについて不明な点がございましたらご遠慮なく、お近くのスタッフへお尋ねください。

&C表参道店 塩川

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