似合いやすいグレー

いつも麻布テーラー新宿South店のブログをご覧頂きましてありがとうございます。
ニュース付けるなり「総理!総理!」と詰め寄られている傍ら、カラクリはどうあれ「冬のボーナス増加傾向」なる何とも気の利いたトピックスも耳にしたので景気良く書きます。
服を買うにあたって12月はどうしても年明けのバーゲンがチラつくシーズンなせいか物欲はあっても中々もう一歩踏み出しにくいシーズンですよね。
麻布テーラーはバーゲンらしいバーゲンをしないのでさほどその煽りは受けませんが。
ただ気温も安定して下がり、気温と体温に衣服が追い付いてない人々を見掛けがちなのも毎年このシーズン。
去年の服を引っ張り出しても今一つ気分がノらない、で済めばまだマシなのですがサイズすらアレレrrrrr…..なんて方も少なくない筈です。
つまり「何が欲しい」ってわけでもないが「何かが欲しい」方々が増える時期にオススメなのは
グレージャケット

とにかく合わせやすいので、あれば絶対にたくさん着るからです。
ただ膨張色特有の「すわりの悪さ」はネイビー(収縮色)を着慣れている方は特に感じやすいようですね。
「締まりが無い」、とか「オジサンくさい」、とか…。
これは私の持論ですがカッコいいオジサンほどイケてる生命体って居ないと思うので、どうせオジサンになるまで生きる可能性が高いのであれば今のうちから予習しておかれたいなという願いは全顧客様に放っております。
ただこの生地はジェネレーションレスな気の利いた配色ですよ。

見本帳だとこんな感じで

更に寄ると肌色の顔なじみを良くする役割もあるブラウンと、その渋みを中和するブルーがほんの少しだけエッセンス的に散りばめられているんですね。
言われないとわからない程度の配色ですけど着てみると「あぁ!」ってなる方が多いです、このサンプル。

引きで見れば完全に印象や役割としてはグレーのジャケットですしね。
ちなみに4つボタンダブルはこんな感じで前を開けた着流しスタイルも楽しみやすいのでオフジャケットにもオススメです。

シャツ袖仕様で着心地もルックスも軽快に

ゴージラインも低めに設定されたモデルの方が幾分か印象もマイルドでほっこりニットとの相性もバツグンかな、と。

「そんなトコまで選べるんですか!?」ってよく言われますがこのステッチも6mmステッチといって少し内側に入れることで、装飾性も高まりラペル(下エリ)の丸みや膨らみも豊かに見えて、ジャケット生地特有の素材感が活きやすいのです(目立たないので赤く線引いたんですけどね)。
そんな仕様を採用すれば「グレーのスーツ持ってるから、それの上着ればいんじゃないの(何か答えの無い違和感抱えっ放しだけど!)?」みたいなお悩みからも脱却できるはずです。
よく尋ねられるスーツの組上ジャケットとの差別化ポイントといえます。
ああ、都合の良い配色したグレジャケの記事を書いた後に「真っ向勝負系」グレーの生地は書きにくい…。

次回はコチラ(左)です。
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