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ブログをご覧のみなさま、こんにちは。

今回は、タキシードに合わせるシャツと小物についてご紹介します。

ウィングカラーシャツの特徴は全体が首周りを包むように立ち上がり、剣先のみ前に折り返されています。

その折り返された襟先が鳥の翼のように見えるため「ウィング」の名が付けられました。

麻布テーラーでは、襟に含まれる芯の硬さもお選びいただけますが、ウィングカラーの場合は曲線を綺麗に見せるために

硬くしすぎないことがポイントです。

 

 

 

続いては、前立て部分のデザインについてのご紹介です。

現代でもそうですが、シャツは下着という考えを皆様お忘れなく!

下着のボタンを参列者の方々に見せるなんて恥ずかしい、エレガントでない。

ということから何らかの手段でボタンは隠すのが基本です。

その一つの方法がスタッズボタンです。

昔は夜の照明に映えるようにとダイヤやルビー、サファイヤなどが使われていたようです。

スタッズボタンよりはフォーマル度は下がりますが、フライフロント(比翼仕立て)があります。

このデザインを使ってシャツ生地で隠してしまえばボタンは見えません。

 

ちなみにこのシャツにあるようなプリーツ。

あくまでも別素材としてピンタックを施すことにより、胸元から見えるシャツを下着ではない!とアピールするために装飾されたと言われております。

現代ではとても存在感のあるデザインでエレガントさを演出する大きな役割になっています。

今ではフォーマルなシーンでは欠かせないダブルカフス。

昔、シャツは糊付けがかなりしっかりされていて、プラスチックのように固いのが当たり前だったそうです。

そのためシングルカフスが基本でしたが、時代の流れとともにソフトな袖に代わり、

これでは心もとない、ということで折り返したデザインのダブルカフスが生まれました。

 

カフスボタンの意味もスタッズボタンでご紹介した下着のボタンは隠す、という考えと同様です。

いかがでしょうか?

お話を振り返り、フォーマルなシーンで着られるシャツにはこんなにも男性のきちんと装いを正すという思いが関係していたなんて、おもしろいですね。

ぜひこのブログを参考に、すてきな1着をお考えください!

 

 

柳本


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