伝統の中にリラックス感のあるコート。

皆様こんにちは銀座7th店でございます。

前回に続き今回もオススメのコート生地をご紹介したいと思います。前回はイタリアの Loro Piana をご紹介しましたので、今回は伝統的な英国のコート生地をご紹介したいと思います。今回ご紹介するのは

W.BILL  –  CLASSIC COATING COLLECTION  – でございます。

W.BILLは1846年に創業の歴史ある英国のカントリー服地マーチャントです。ヒラリー卿が人類初のエベレスト登頂を達成した時に同ブランドの服地を着用していたことでも知られています。ドネガル、シェットランド、ハリスなどのツイード地やバラエティーに富んだユニークな生地の取り扱いに定評があり、サヴぃル・ロウの名門テーラーからも大きな信頼を得ています。今回ご紹介する【 CLASSIC COATING COLLECTION 】は肉厚のドネガルツイードや、オーストリアの貴族たちが狩猟用に愛用したアルパカ混のローデンクロス(オーストリアのチロル地方に産する厚地の紡毛織物で油脂分の残った糸を用いるので撥水性があるコート地)など、希少な伝統的コート地を集めたコレクションになっています。

W.BILL

< CLASSIC COATING COLLECTION >

¥125,000 + 税~

前回はイタリアの Loro Piana のカシミヤ混の柔らかく光沢のある生地をご紹介致しましたので、今回は英国のがっちりとした堅牢でクラシカルな生地をご紹介致します。

ご紹介するのはヘリンボーンの織りがはいったネップツイードのコート地です。通常の無地に比べてヘリンボーンの織りがはいることで光沢が増すのと生地にも厚みがでて重厚感が増します。また写真のように太いヘリンボーンはよりクラシックかつ大人の渋い魅力がでてきます。そしてなんといってもツイードの生地なので分厚く暖かく丈夫な生地になっております。

当店ではグリーンの生地で仕立てたダブルのアルスターコートがありますので、お仕立て上がりのイメージの参考になればと思います。

このサンプルはダブルアルスターコートになっていて、特徴としては上衿と下衿がほぼ同じ大きさで防寒用のオーバーコートの元祖とされているコートです。アルスターという名の由来としてはアイルランド島北東部の州名で、ここで生産され着られていたためその名がついたとされています。この伝統的なアルスターコート、現在ではイタリア伊達男たちの定番にもなっています。伝統的な趣と程良くカジュアル要素のあるディティールやデザインによるリラックス感がイタリアの伊達男たちに好まれている理由だと思います。

今回ご紹介するサンプルも伝統的なカタチのアルスターコートにグリーンのネップツイードの生地で仕立てることで、あまりかっちりし過ぎず程良くリラックス感が出ています。グリーンという少し明るめなお色ですがスーツやネクタイの色を控えめにして同系色で合わせて頂ければカジュアルにもなり過ぎずビジネスでもお使いいただけます。是非この機会に伝統的かつリラックス感のあるアルスターコートはいかかでしょうか?

今回ご紹介した生地やコートの形以外にもご用意しておりますので、お近くにお越しの際は是非ともお立ち寄りくださいませ。

銀座7thのゆったりとお寛ぎいただける空間でお買い物をお楽しみくださいませ。
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