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ジャパニーズ・ヴィンテージ

FABRIC

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回は、ニッケ(日本毛織株式会社)一宮創作工房へお邪魔しました。

ニッケさんは、オーストラリアでの羊の飼育から紡績、製織、整理まで一貫生産が出来る日本唯一の毛織物メーカーです。創作工房の書庫にはヨーロッパの生地サンプル帳がぎっしりと並べられています。古いものでは1850年代の貴重なアーカイブが保存されています。このアーカイブの素晴らしいところは生地見本にハサミが入れられておらず、状態が良く大切に保存されているところです。素晴らしい!!

ヨーロッパのアーカイブのみならず、勿論日本の毛織物産業を支えてきたニッケさんですから、同社の開発してきた素晴らしいクォリティのレシピなどもしっかりと記録されています。大正コレクション、昭和コレクションなどの分類がされています。もうひとつの注目すべきコレクションは、毎シーズンパリで行われる世界では一番規模の大きいプルミエールヴィジョンというファブリック展示会へ出展する同社開発の記録です。大正や昭和初期の軍隊や国鉄などのユニフォーム、軍服用に供給していた当時の素材を再現、プルミエールヴィジョンへ出展、その結果著名なフランスを代表する高級メゾンに採用され続けるヴィンテージコレクションとして毎シーズン賞賛を浴びています。私はシーズンに2~3度ここへ訪れ、企画の打ち合わせや書庫に篭らせていただき、アイデアソースの物色をしています。(ご迷惑かもしれませんが!?)

この秋冬は左写真の昭和初期のサージという織物にヒントを得て、ヴィンテージギャバディンをWORLD TRAVELER CUSTOMに編集致しました。これはパリのプルミエールヴィジョンにも出展され、実績のある品質です。48番双糸という現在では珍しい太番手を再現、そこにNANO加工を施し、コートとしても活躍できるようにアレンジしました。もともと、ギャバディンというのは経糸の密度を込め急傾斜の綾目風にして、水滴が落ちやすい様に工夫され、英国軍のトレンチコート用に開発されたと言われています。そのためストレッチ性が乏しいというデメリットはありますが、トレンチコートやブレザーとして雰囲気は抜群です。

シングルジャケットオーダー価格¥31,500(本体価格¥30,000)となっております。

是非店頭にて触ってやってください。

来年の春夏物も既に企画を進めていますが、ニッケさんのアーカイブからヒントを頂き来期もジャパニーズ・ヴィンテージを再現したいと思います。WORLD TRAVELERのデビュー当初から、開発に協力していただいています企画チームの皆さんこれからも宜しくお願い致します。

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