今シーズンの麻布モノの秘密Vol.4

TUSTINGバッグでお世話になっているBLBGさんから、PARTYの案内状が届いたので昨晩ちょっとだけお邪魔してきました。

英国王室御用達のワインセラー「ベリー・ブラザーズ&ラッド」の美味しいワインが飲める。。。という不順な動機で伺ったのですが、とても勉強になりました(笑)。やはり、英国ファッションブームはしばらく続きそうです。

ちなみに、私の隣の男前は、私の古くからの友人でもあり、お取引先でもあるK原さんです。商談後に2人でコッソリと楽しもうと企んでいたら、なんと偶然にも麻布テーラー本部長が既に会場に(驚)。パーティ会場を早々に3人で抜け出し、居酒屋へレッツゴーです!お洒落なパーティも楽しいですが、ベタベタな居酒屋もこれまた楽しいです(笑)。

さて、今年も残暑が厳しいですが、すでに沢山のお客様から秋冬物スーツのご注文をいただいております。有難うございます。今年はスーツをご注文いただくときに、スタッフに必ずリクエストを出してください。

「パンツにサスペンダー釦を付けてと!」

4回目になりました今シーズンの麻布モノの秘密は、「STEFANO CORSINI×麻布テーラー ブレイシーズ(サスペンダー)」¥10,500です。※お詫び

今回は、今までと指向を変えて物語形式でお届けします。

私は若かりし頃、GIEVES & HAWKESというブランドを担当していたこともあり、この手の英国アクセサリー薀蓄(正式なルール)を嫌なほど叩き込まれました。その反動で、実は薀蓄が好きではありません(笑)。例えば、ブレイシーズ(=Braces)というのは英国式の呼び名で、米国名をサスペンダー(=Suspender)というなど、個人的には???要するに「ズボン吊り」のことですから。でも、このブレイシーズを最近どうしても欲しいと思うようになりました。それは、pittiでこのようなファショ二スタを度々見るようになったからです。

明らかに本来のルールから逸脱しているのに、とても紳士的、なぜか新しい、そして欲しいと。。。約1年をかけてイメージに合うブレイシーズをpittiなどの海外見本市で探していましたが見つかりません。麻布テーラーでも過去に扱っていたALBERT THURSTON(アルバートサーストン)ほど固くなく、欧米デニムブランドで展開しているモノほど軟らかくないブレイシーズはないものかと。要するにクラシックな英式スーツにもカジュアルな伊式ジャケット・パンツスタイルにも合うモダンクラシックなブレイシーズを探していました。しかし、元々メジャーな紳士アクセサリーではないので、扱っているブランドが非常に少ないのです。ということで、無いなら作ろう!と思ったのがコレです。

今シーズンのトレンド英国スタイルに華をそえるブレイシーズを伊のSTEFANO CORSINIに別注しました

ブレイシーズは、英国スタイルを代表する伝統的なビジネスアクセサリーですが、イタリアの老舗ベルトメーカーに依頼することで、程よいモダンさが融合されました。従来のそれは、バックベルトの部分のみゴムを使用しているのが一般的ですが、ベルト全体をゴムにして、クラシックなドットやストライプなどに柄出ししたのがポイントです。見た目はクラシックですが、ベルト部分がゴム製なのでリラックススタイルにもマッチします。そして、なにより肩もこりません(笑)。

クローゼットの中のスーツやジャケット・スラックスでも、旬を感じさせるアクセサリーを加えることで、トレンドの英国風スタイルによみがえります。費用対効果が高いアイテムだと思います。

STEFANO CORSINI

1977年創業のイタリア・シチリア島の老舗ベルト専門メーカー。全て手縫いで作られており、熟知した約40名の職人が革素材にあった手法でベルトを製作しております。 また、既存のデザインにとらわれず、感性豊かにユニークなデザインのベルトを毎シーズン発表し続けています。

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