ピッティウオモにて#2

前回に引き続きピッティウオモのトレンドレポートをお送りします。今年は、昨年の猛暑から一転してドレスアップしても苦にならない過ごしやすい気候です。そして、トレンドに関しては昨年と一転してとまでは言えませんが、クロージングウエアも変化が見られます。このピッティ会場で唯一変化のないのは、スナップを撮られたい人達がメイン会場付近でこのように並んで座っている光景です(笑)。目立ちたがり屋のイタリア人なのは分かりますが、この人達は仕事がないのでしょうか??我々日本人は、朝から晩までくまなくブースを回って商談しているのに。。。

さて、前回のブログではクロージングウエアのカラーやテキスタイルデザインのトレンドを報告しましたが、今回はファブリックに焦点をあてます。

スーツではモヘア・ウール、ウール・リネン・シルクなどのような高級天然素材の組み合わせ、また機能性加工を施したトラベルスーツの類も際立っていました。ジャケットでは昨年に引き続きブークレやネップヤーンを使用したサマーツィードのようなシルク・リネン、ネップ入りのコットンドネガルなど立体感のあるファブリックが傾向です。

また、ドレスカジュアルではパイル素材は外せません。Tシャツやポロシャツ、ジャットなども来シーズンはパイルアイテムが定着していくと思います。

このような傾向を基に、いくつかのブランドと取組みサンプリングをしてきました。また、傾向だけを追うのではなく、麻布テーラーらしい、麻布テーラーだから出来る企画も実現しそうです!話したくて仕方ありませんが、現段階では詳しくはお伝えすることが出来ません(笑)。

最後に今回の欧州研修メンバーに選ばれた3人をご紹介いたします。左から日本橋店長の重久くん、東京エリア次長の波多野くん、パターンナーの宇宿くんです。

私とは別行動なので仕事の成果は分かりませんが、一緒に食べるディナーでの成果は出ているようです(笑)。

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