ナポリからカチョッポリ氏が来社。
12月、師走に入りました。普段は落ち着いている「師が走る」季節という由来を聞いたことがありますが、普段から走っている私にとっては、今月も相変わらず忙しいなぁ~といった感じの月になるのでしょう。
そんな中、ナポリから「Caccioppoli(カチョッポリ)」社長のビンチェント カチョッポリさんとデザイナーのコシモ カチョッポリさんが、我々のオフィスにプレゼンテーションに来てくれました。
カチョッポリは、1920年にナポリで創業した伝統あるマーチャントです。何度かブログでも説明していますが、マーチャントとは織物商社のことで、織物工場と契約を結び流通を担っています。消費者のニーズをいち早く取り入れたトレンド商品を提供できる利点があります。ミルとは織物工場で服地の生産業者のこといいます。
ここは、南イタリアらしいファミリー経営を守っている数少ないマーチャントですが、服地の供給先はイタリア、イギリス、フランス、スペインなどのヨーロッパだけではなく日本を筆頭にアジアまで世界規模で展開しています。
また、カチョッポリはミルではないため、厳選された有名ミルで服地を織らせているのですが、ナポリならではのハイセンスな明るい色柄と豊富なクォリティバリエーションが特徴です。来春夏シーズンは、ブルーのバリエーションが拡大していること、イタリアでトレンドとして浮上してきているレッドも見逃せません。今シーズンより麻布テーラー全店での取り扱いがスタートして早くも熱狂的なファンを獲得しています。来シーズンも期待できますよ!
最後に皆でパチリ。アポイントは受けていたのですが、まさかナポリから社長まで来るとは知りませんでした。よって、私だけカジュアルすぎです(汗)。
最後に、コシモさんのスーツがあまりに格好良かったので撮らせてもらいました。ジャケットは、トレンドのワイドラペルの3パッチポケットのセンツァインテルノ仕立て。パンツはスリムシルエットのサイドアジャスト付きベルトレスの2プリーツ。脇ポケットとプリーツがかなり低い位置に設定しているコダワリ仕様。ナポリ人らしい自己主張の強いスーツです(笑)。