お洒落な大先輩。三人三様。
世間はクールビズに突入しましたが、私は来秋冬シーズンの準備の大詰めです。
クリエイティブディレクターという肩書自体がなんだか怪しそうですが、服の企画やバイイングだけでなく、広告やイメージ戦略など、一応トータルにディレクションを行っています。こんなプレスリリース撮影に立ち会うこともしばしばです。
昨日は、来秋冬シーズンの広告イメージやパンフレットなどの製作物の打ち合わせをしていました。メンバーは、麻布テーラーのアートディレクターをお願いしている斉藤順一先生、麻布テーラーのイラストレーターをお願いしているお馴染み綿谷画伯、そして美人広報の川勝姉さん、いつもこんなメンバーです。
私からシーズンテーマやMDルックなどを提示しながら、一見すると真剣そのもののようですが、大半は(笑)話しです。夢のあることを話しているので、我々自体が楽しくなければ、良い作品は出来ません。一言でいえば、お洒落妄想弁論大会のような感じです(笑)。
そんなミーティングがあってからか、綿谷画伯のイラストはいつも私のイメージどおり完璧です!
これだけの世界観を書けるのは、洋服のことを知り尽くしているからこそ出来ること。画伯の本日のスタイルも隙がありません。
そして、様々な広告賞を受賞している斉藤先生。気さくな人柄と相反して熱いクリエーター魂をもった紳士です。
画伯とはスタイルは違いますが、ホワイトのボタンダウンシャツにスリムなデニムスラックス、オールデンのコードバンタッセルローファーにパナマハットという大人のカジュアル。これまた隙がありません。
なんと、シューズは1ドル360円時代に買ったというオールデン。この旧ロゴは、ビンテージショップで見たことはありましたが、その当時に買って今でも普通に履いている方を見たのは初めてでした。ちょっと、小さくなったからといって素足履き。ローファーソックスなど履かないところなんて、自然体でお洒落ですよね~。
最後にこの場にはいませんでしたが、私の大ボスです。本当の意味でのクリエイティブディレクター、いつも怒られてばかりです(汗)。
私の身近な尊敬するお洒落な大先輩。まさに三人三様ですが、基本がありながら自分のスタイルを見出しています。自分流儀を作っているというか個性を持っている。仕事においてもプロフェショナルなのは、こういうことからも生まれているのかも知れません。麻布テーラーは、「お客様らしさ(=お客様の個性)」洋服を通してお手伝いしたいと願っています。