序章でサヴィルロウ(汗)。

我々の業界で何かと話題の映画「キングスマン」が9月11日に全国公開されます。なぜ、ファション業界で注目されているのかというと、アカデミー主演男優賞作「英国王のスピーチ」やトムフォード監督作「シングルマン」で英国紳士の代名詞となったコリンファースが主演しているからだけではありません。簡単にいうとスパイ映画なのですが、組織の本部「キングスマン」は、サヴィルロウのテーラーという設定。モデルになったのは実在のテーラー「ハンツマン」で、そっくりのセットをスタジオに作り、外観や内装をリアルに再現したそうです。もちろん、サヴィルロウのスーツに身を包んでのアクションも見逃せません。私は6月の欧州出張の時に、エアフランスの機内で観ました。スーツに興味のある人にはお奨めの映画です!

そして、サヴィルロウといえば、大学の卒業旅行で訪れた22歳を皮切りに毎年2回の出張で約10年続けて見ていますが、良い意味で変化がありません。ウインドウディスプレイも毎回同じ(笑)。

でも、私が毎年渡英する前は、オズワルドボーテングやリチャードジェームズ、ティモシーエベレストやリチャードアンダーソンなどのニュービスポークが旧態依然であったサヴィルロウに新風を吹き込みました。その後、アバクロンビー&フィッチがギーブス&ホークスの前にオープンしたときは、200年を超える聖地サヴィルロウのブランド価値崩壊の危機に直面したとも言われました。私もビックリして思わずお土産を買った記憶があります(笑)。もうひとつ、ランバンが出来たときもビックリして思わず写真を撮りました。それがコレです。フランスで一番長い歴史を持つクチュールメゾンとはいえ驚きました。

やはり、本物でなければ伝統にはなりえない、時代と適合しながら革新をしなければ伝統になることが出来ない。それを守り続けているのがサヴィルロウであり、サヴィルロウで店舗を構えているブランドなのであると思います。

こらからが本題。しかし、序章が長すぎる。。。私が現在の会社に入社しようと思ったきっかけがサヴィルロウであり、麻布テーラーの前にギーブス&ホークスにたずさわっていた経緯があるので思い入れが深すぎるみたいです。本題は明日アップします(苦笑)。

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