麻布流、最旬スーツ。

いよいよ、明日からシルバーウィークがスタートです。今年は最大9連休の大型連休にもなる方もいるようです。私も明日から5連休ですが、嬉しいような悲しいような複雑な心境です。来春夏のプレス展示会前の準備に追われている中、今でも時間が足りないのに。。。休みと行っても家族サービスで身体は休まないのに。。。そんなお父さんは、私だけではないでしょう(汗)。

ところで、シルバーウィークという言葉ですが、昔はあまり耳にしませんでしたよね。私なんか、初めはシルバーを「銀」ではなくご老人という意味だと勘違いしていたほどです(笑)。まぁ、どちらにしても、我々のような小売業にとっては嬉しい連休です。1日ぐらいは麻布テーラーでのショッピング予定として空けて下さいね！

さて、我々にとってシルバーと聞けばグレー、スーツの基本色です。ネイビーのトレンドが続いていますが、グレーはネイビーよりも品格を感じ、欧米ではフォーマルな色として好まれる傾向があります。そのグレーを最も引き立たせる柄こそ、私はグレンチェックだと思います。やはり、トラッドな人間です(笑)。その大好きな柄で、麻布テーラーらしい切り口で企画した生地が爆発ヒット中です。

「Composition Prince of Wales(コンポジション プリンス オブ ウエールズ)」

～麻布流アーバンカントリーファブリック～

王位継承権を持つ英国の王子の呼び名「Prince of Wales(プリンス オブ ウエールズ)」。英国王エドワード7世がグレンチェック(グレンチェックの上にブルーの色糸でオーバーチェックを切ったもの)を好んで愛用したことで、この名で呼ばれるようになったことは有名です。麻布テーラーは、プリンス オブ ウエールズのテキスタイルデザインを分解した3つのファブリックを開発。それを構成するグレンチェック×ウインドウペン、ヘアーライン×ウインドウペン。そして、ハウンドトゥース×ウインドウペンの3デザインです。国内毛織物の産地、尾州の名門毛織物メーカー中伝毛織との取組によって誕生した100％ウールのサキソニー素材は、ビジネスマンには嬉しいシワに強いナチュラルストレッチと撥水性のあるナノフィニッシュ機能もプラス。今シーズンのトレンドでもある英国のカントリーフィーリングを取り入れたビジネススタイル、麻布テーラーのシーズンテーマにもなっている「アーバンカントリー」を代表するスペシャルファブリックです。

■WORLD TRAVELER CLASSICS 100％Wool Natural Stretch NANO Finishサキソニー

パーソナルオーダー シングルスーツ　￥49,000+税～

名付けて「Composition Prince of Wales(コンポジション プリンス オブ ウエールズ)」。コンポジションとは、我々の業界でいう生地の品質構成のことを言います。社長が考えたネーミング、悔しいですがカッコイイ(苦笑)。分解してまで、オリジナルで開発する意図があるのか疑問に思われるかも知れませんが、ハウンドトゥース×ウインドウペン、ヘアーライン×ウインドウペンは、約3,000種類を展開している麻布テーラーでも見たことがないほど珍しい柄だと思います。

同素材の異柄をオッドベストにしても、共通の糸を使用しているのでベステッドスーツのように見えるので、新鮮なスーツルックを作ることも出来ます。また、同じスーツ生地を使用したネクタイ、ボウタイ、ポケットチーフも作りました。ボウタイとポケットチーフの柄を変えてフォーマルに着ても洒脱です。このように、アイディアによって個性を引き立たせる「Composition Prince of Wales(コンポジション プリンス オブ ウエールズ)」。嬉しい悲鳴なのですが、「Prince of Wales(グレンチェック×ウインドウペン)」のみが早くも品切れになり、現在追加生産中です。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちくださいませ。

最後にシルバーといえば、私も40歳を過ぎ白髪が目立つようになりました。これに関しては、「銀」ではなくご老人というダブルミーニング？？あながち間違いではないのかも知れません(笑)。