会社に着ていけるドレスジャージージャケットとは。

前回、お話した「ビジネスの装いセミナー」で、ご質問が多かったのがクールビズの装い、クールビズのドレスコードについてでした。

ドレスコードコードの「コード」を辞書で調べると「規約や慣例」と書いてあります。ドレスコードとは「服装の規約や慣例の暗黙のルール」のことです。そのドレスコードが崩壊しているのが、現在のクールビズのスタイルだと我々は危惧しています。とかく服装の乱れが指摘され、その線引きが難しいと言われる昨今のクールビズスタイルです。たとえ軽装であっても「仕事をするのにふさわしい装い」であることが大前提であるにも関わらず、自分の快適性ばかり優先している傾向があります。エコに伴う猛暑の中でも涼しいという機能だけではなく、「清潔感と誠実さ」という印象を損なわない夏のドレスコードが必要なのではないでしょうか。

麻布テーラーは、昨年エクストラパンツスーツやファブリックウォシュを使用したニューサマースーツ、また新しい形のサマーフォーマルウェアをご提案しました。本日、ご紹介するのは麻布テーラーが考えるクールビズの装い新企画第一弾です!

「会社に着ていけるドレスジャージージャケットをオーダーする」

新世代ジャケットとしてすっかり定着したジャージージャケット。しかし、ラフに着こなせるゆえに、ビジネスシーンでの定着率が低いのは否めません。そこで、麻布テーラーは会社に着ていけるドレスジャージージャケットをテーマに開発。テーラードの手法を用いて、軽量半毛芯を駆使して胸のボリームを形成しながらシルエットを保ちリラックス感と同居させました。ジャージーだからこそ出来る完璧なフィットは、オーダーならではの醍醐味です。

¥37,000+税~

このオーダージャージジャケットのどこが革新的なのか?現在発売中のMEN’S EX4月号で私が4つのポイントで解説しております。

<ポイント1 伸縮素材ならではの超ジャストフィットに補正できます。>

動く為の必要最低限のゆとりがオーダーでは必要ですが、ジャージー素材であれば伸縮性に富んでいるので、ジャストフィットのサイズでオーダーしても着心地を保つことができます。素材は、GRUPPO DONDI(グルッポドンディ)という40年間、世界のクラシコ高級ブランドなどへ供給しているイタリアの高級ジャージー専門メーカーもセレクトしました。タイドアップスタイルにも負けないドレッシーさを合わせもっています。

<ポイント2 ジャージー用の型紙で新次元の美シェイプに。>

ジャージーの伸縮性を最大限に生かすために、従来の麻布テーラーのハウスモデルよりもアームホールを上げて袖幅を広げることで腕の動きやすさを重視。そして、モダンに見えるようにウエストのシェイプを強めに設定しましたが、釦位置を少し低めにしたので、エレガントさはキープしています。

<ポイント3 特別芯地の採用で、他にないきちんと感に。>

一般的にはジャージージャケットでは芯地を使用しません。しかし、会社に着ていけるジャージージャケットをテーマに開発したので、軽量半毛芯を用いながら胸のボリュームを形成しました。また、寸法の安定性のために、タテ伸び防止用として接着テープにて補強もしています。これら、見えないところが他にないきちんと感につながるのです。

<ポイント4 出張や休日にも最適なバランスです。>

これから迎えるクールビズはもちろんのこと、シワに強いジャージージャケットは旅先への携行にも最適です。シワに強い機能だけではなく、出張先での移動、ビジネス、会食、休日にと様々なシーンに溶け込める、着回し力という機能もドレス感がある麻布ジャージージャケットの特徴です。

最後にお詫びをしなければなりません。本来は3月18日(金)からこの「ドレスジャージージャケット」のオーダー開始予定だったのですが、イタリア生地入荷の遅れなどの諸般の事情に伴い開催日を延期させていただくこととなりました。開催直前のご案内となってしまい、楽しみにお待ち下さっているお客様には心よりお詫びいたします。

そして、この企画のためにご尽力いただいた工場関係者の皆様にも、難しいスケジュールを調整していただき大変感謝しております。

遅ればせながら、万全に準備が整いました。いよいよ、「ドレスジャージージャケット」のオーダーを開始しました。皆様のご来店を心よりお待ちしております!!!

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