新企画オーダージャージーシャツの秘密。

新企画オーダージャージーシャツの秘密。

サワディークラッ!昨日から仕事でバンコクに来ています。今は1年で最も暑い季節、暑季で最高気温は35℃近くになります。まだ、コートを手放せない日本から移動するので洋服が大変です。そんな時に、涼しい・イージーケア・ラクチンでありながら、きちんと見えて仕事で使えるもの。。。。クールビズにもビジネストラベルにも最適なモノって何かないか!?

そういえば、「そんな悩みを解決する画期的なシャツが麻布テーラーよりデビューするのだった!」と出発前の銀座線に乗っていて、偶然発見したメンズクラブの広告で思い出しました()

自分で企画していながら、バンコクで一人芝居も馬鹿らしいですが、本当にコレは良くできているのです!

ジャージーというとポロシャツのようなイメージを持たれると思いますが、見た目は、真面目顔のドレスシャツ(ビジネスシャツ)です。ドレスコードの厳しい会社でも、上司に「会社にカジュアルシャツなんか着てくるな!」と怒られることは恐らくないぐらいの、真面目顔です。

開発のテーマは、「会社に着ていけるジャージーシャツ」。裏テーマは、「下心のある真面目シャツ」、開発者の私自身「仕事は真面目で仕事が終われば不真面目」と同じコンセプトです()

 

ドレスクロージングウェアのカテゴリーでも定着してきたジャージー素材ですが、あくまで上品に進化させたカジュアルウェアの域。我々は、それとは反対の考え方でドレスウェアとしてジャージー素材の機能性だけに着目しただけのこと。ジャージーとはいえポロシャツの延長線上ではありません。

 

あまり、秘密をばらすと同業者に真似されそうですが、少しだけ書いちゃいます!先ずは、仕立てについて。生地は織物ではない編み物の構造のジャージーは通常はカットソー工場で縫製しますが、高級ドレスシャツ縫製工場をあえて使用しました。なぜ、通常はドレスシャツ工場で縫製しないかというと強い伸縮性によりドレスシャツの厳しい規定サイズでの安定縫製が出来ないからです。ましてやオーダーなんてもってのほかです。そこで、麻布テーラーでは、ドレスシャツの仕立てはそのままに、芯地をドレスシャツ同様なものを使用して縫製の安定性をもたせながらキッチリ感をキープさせました。もちろん、ドレスポロシャツの要望にもお応えできるように、伸縮性のある芯地も選択可能です。このからくりは内緒です。

 

また、フィット感を持たせてもラクチンという素材特性を前提に新パターンを開発しました。イメージは、通常の一般的なスリムフィットよりもワンサイズタイトなフィット感です。麻布テーラーの通常のパターンオーダーシャツとは違う設計です。パターンだけではなく、ジャージーを最大限に活かせるような襟型やカフ型、オプションなども整理しています。

 

例えばコレ。

50番手単糸コンパクトヤーンとCOOLMAX糸を使用した、薄手ながら透けにくい機能素材のヘリンボーン柄。

 

そしてコレ。

イタリアの高級ドレスシャツ生地メーカーのアルビ二社で紡績した原料を輸入し、日本で編み上げたプレミアムなカノコ素材。

 

共にポロシャツのようなジャージーに見えなくありませんか??もちろん、スーパークールビス(今もこの言葉存在しているのか分かりませんが)にも対応できるドレスポロシャツにぴったりの素材も用意しています。リラックスしたボーダー柄ですが、エジプトのギザ地方で採れる高級綿を使用しています。

このように、見た目は真面目で着心地は不真面目。ドレス感とリラックス感を共存させた新しいオーダージャージーシャツ、しかもパーソナルなオーダー対応で¥10,000+税から。凄くないですか??

 

最後に、仕事は真面目で仕事が終われば不真面目な私のバンコクの過ごし方。。。今回はボスがいなくて一人寂しいですが、ボスの仕事終わりの不真面目!?の部分だけはキッチリ継承実行しております()

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