伊・英から発掘した貴重なビンテージファブリックネクタイ。

2019.02.27

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先週末はクローゼットを整理して、衣替えに向けてワードローブをチェックしました。仕事柄、麻布テーラーのオーダーアイテムはもちろんのこと、様々なブランドの既製品アイテムも毎シーズンかなり新調します。装いに関する断捨離はありません。一度、ブログでアップしたシューズクロゼットだけで炎上した事があるので、もう誰にも見せることが出来ませんが、色んな方に見たいと言われます(苦笑)。

正直なところ、ワードローブで不足な物はありません。基本的には20代から好きなテイストが変わりませんし、幸いな事に私が職業としているテーラードウェアには大異変がないので、長く着用出来ます。それでも、新調し続けるには理由があります。

麻布テーラーはファションテーラード目指しています。ファションとは流行。流行とは常に変化があります。ドレスウェアがクラシック回帰とか英国調が流行といっていても、私が20代の時のクラシックな英国物(例えば当時担当していたギーブス&ホークス)は今では着る事が出来ません。ドレスウェアにも毎シーズン、小さいながらも流行という変化があるのです。私はそれを個性の演出だと思っていて、自身の着こなしだけではなく、麻布テーラーのパーソナルスタイリングのディレクションにも使用しています。

ドレスウェアでの個性とはやはりネクタイがその一つです。ビンテージやヘリテージがキーワードの今、1980年から90年代流行したクラシックなプリントタイが復活するなど、ネクタイもビンテージ柄がリバイバルしています。当時の最高の原料と技術を集結した希少なビンテージネクタイ生地を伊・英から自ら発掘しました。しかし、古いものをただ集めて来たのでは単なる古着と一緒です。スーツやジャケットの現代の流行に合わせて、そのネクタイを合わせるだけで最旬スタイルに生まれ変われる、旬な色柄だけを自らの目で厳選しています。それを、新たに時代にあった芯地や縫製仕様でネクタイにすることで、麻布テーラービンテージネクタイコレクションになるのです。

azabu tailor/CANEPA VINTAGE FABRIC TIE

1949年にイタリアのコモ地方の設立された、数多くの一流メゾンブランドに幅広く採用されているカネパ社の希少なビンテージファブリックを輸入して日本で縫製した麻布テーラービンテージファブリックタイ。今シーズンは、トレンドアイテムでもあるブレザーにマッチする最高級シルクを打ち込み本数を限りなく入れているハリコシが強い重厚感のあるクレストやレジメンタルを厳選しました。

価格：¥8,500＋税　展開店舗：麻布テーラー全店　限定：450本

azabu tailor/ PERSONALITY VINTAGE FABRIC TIE

1966年にイタリアのミラノにて設立された、ハイファッションブランドのネクタイ生産を多くしているパーソナリティ社の希少なビンテージファブリックを輸入して日本で縫製した麻布テーラービンテージファブリックタイ。インクジェットプリントが主流の中、ピン下の白生地を黄色に染めたものにハンドプリント方法で仕上げた先染めのプリントは、スーツはもちろんブレザースタイルにもマッチします。限定168本の生産になります。

価格：¥10,000＋税　展開店舗：麻布テーラー全店　限定：168本

Seaward&Stearn/VINTAGE FABRIC TIE

2003年にイギリスのロンドンにて設立されたシーワード＆スターン。世界有数のシルク産地、サフォークにある世界最高級品質のシルクを製織する企業であるVANNERS社のジャガード生地。1700年代からの技法であるハンドプリントを得意とするADAMLEY社のプリント生地。設立当初の希少なストックファブリックをロンドン市内にあるVII Fold社の工房で、英国の伝統的なハンドメイドで丁寧につくりあげた限定32本のネクタイです。

価格：¥23,000＋税　展開店舗：麻布テーラースクエア2店舗　限定：32本

SPACCA NEAPOLIS/VINTAGE FABRIC TIE

2016年にビンテージ生地から着想を得たネクタイを手掛けるナポリの若きホープのニコラ・ラダーノが手掛けるスパッカネアポリスタイズ。基本はセミボトルシェイプのトレピエゲ、すなわち裏地なしの三つ巻き。彼のネクタイは常にスカーフのように軽やかで、それはナポリの軽やかな仕立てのスーツととてもよくマッチします。腕のいい工房で仕立てられた麻布テーラーが厳選した限定72本のネクタイです。

価格：¥19,000＋税　展開店舗：麻布テーラークレスト・麻布テーラースクエア　限定：72本