イデア・ビエラ・レポートその1

恒例?のヨーロッパ素材展示会への出張レポートです。

半年に一回ミラノで行われるミラノ・ウニカとパリで開催のプルミエール・ヴィジョンへ行きカラーやファブリックのトレンド収集と麻布テーラーのファブリックコレクションを構成するために出かけます。2014年春夏の素材展示会です。まだまだ寒い日が続くのにピンとこないのですが半日生地の見本を見ればすっかり春夏モードにスイッチが入ります。習性ってすごいです。

先ずはミラノ・ウニカでもビエラ地区の高級梳毛メーカーが集まるイデア・ビエラという展示会場でテーラード・ファブリックを収集。

会場はこんな感じでファッショナブルなバイヤー達が集まり、ファブリックからインスピレーションを湧かせ来年の春夏の組み立てを始めるのです。

さすがにテーラード・ファブリックの展示会だけあって、スーツスタイルのダンディな人たちが多いです。

メーカーごとのブースには生地だけでプレゼンテーションをするメーカーが、ジャケットなどのサンプルでプレゼンテーションするメーカーもあります。

初日一番にテンションの上がったファブリックはこれです!

麻布テーラーではお馴染みの高級梳毛スーツからエレガントなジャケットまで展開するメーカーの、ウール50% モヘア50% のホップサックジャケットです。

写真では解かり辛いですがなんとも上品な光沢とハリコシ、このサンプルはアンコン仕立てですが、すごく仕立て栄えもいい!今シーズンもこの種のホップサック生地はブレザーの提案で多数用意していますが、一格上のラグジュアリーなブレザーファブリックです。

全体的に提案の中心はこのような軽いアンコン仕立てにするようなジャケット地で、カシミヤ、リネン、シルクなどラグジュアリーなファブリックがこのイデア・ビエラでは特徴的です。この2013年での店頭でもよく見かけますが、来年はもっと深掘りです。

そして夜はこんな方たちとディナーです。

麻布テーラーでお馴染みのドーメル・チームです。向かって私の左隣、ハリウッド・スターのような超美しい方は、プロダクト・マネージャーのアリーンさんです。当社社長とも仲良しで麻布テーラーのイメージキャラクター林伸彦のイラスト広告中にもこの方、Aline(アリーン)の文字が!

その隣が今回の研修出張として動向した瀧くん、生産本部でパターンを担当、おなじみのジェット・クルーズ・コートを手掛けたのはこの瀧くんです。それと今回も動向のメガネでお馴染み? の川崎後輩です。

こんな感じでヨーロッパ出張のスタートです。では続きは次回。

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