ミラノウニカ2019A/W#01

本日は、ミラノで開催されるテキスタイル見本市、ミラノウニカの速報です。3日間の開催で、毎朝9時から17時まで約10件のテキスタイルメーカーとアポントを入れて、ひたすら生地を見ます。かなりハードな作業です(汗)。ですが、このワークが麻布テーラーの2019年秋冬の根幹になります。この根幹からクリエーティブディレクターとして途中のピッティウオモを通りながら、枝葉を広げていきます。疲れはしますが、良い生地を見ると、良い食材を見つけるのと同じで、どのような調理をして盛り付けしたいか、想像をするのはとても楽しい作業です(笑)。

本日は麻布テーラーでも人気の高いロロ・ピアーナに絞ってこちらの模様をお伝えしたいと思います。

英国調の流れを引き続き、表面感が荒い紡毛系が多く、表面感に光沢のあるクリアカットの梳毛系は減っています。しかし、見た目の重厚感とは反して軽くてソフトタッチが重要です。やはり、ブラウンはベースのキーカラーになりそうです。

製品でのイメージは、このような感じ。スーツでもセットアップを想定した生地やコートでもリラックスしたカジュアルデザインにも落とし込めるような汎用性があります。もうすぐ始まる秋冬シーズンの参考にしていただければと思います。

そして、商談の合間にブース内で、ロロ・ピアーナ名物！？のランチプレートをいただきました。

終わりは、ロロ・ピアーナ名物！？のパーティにもご招待いただきました。

会場にはファション業界はもちろんのこと、サルトリア業界の重鎮だらけでした。

最後は、今週にめでたく還暦を迎えられる麻布テーラーの大先輩とパチリ！私は約１6年前に先輩のご指導の下で、一緒に仕事をしておりました。初めて、海外出張に連れていっていただいき、ヨーロッパのファションだけではなく、食事やライフスタイルを教えていただいた恩人のひとりです。その先輩の大好きなイタリアで、記念日を一緒に過ごすことが出来て、感慨深いものがあります。今後も、仕事に趣味にますますご活躍されることを心より願っております。そして、私たち若輩ものへのご指導・ご鞭撻も引き続きよろしくお願いいたします。Congratulazioni！