麻布テーラーのスーツは何処が優れているのですか?#2

麻布テーラーの取扱う生地は・・・
❶国産のWOOL100%素材を40,000円+税からご用意。
GRAND MARQUIS BASICS & SEASONS
国内毛織物の産地、尾州(尾張一之宮)の名門毛織物メーカーで織られる100%WOOLのスーツファブリック。しっかりとした打ち込みで仕立て映えのする、メイド・イン・ジャパンの毛織物として誇れる価値ある品質。定番のBASICSとシーズン毎のトレンドを加味したSEASONSに分かれて編集されています。
【WOOLの良さ】
WOOL(羊毛)は、動物学的に「羊」に分類されるものの毛のことを指し、細くて縮れが多く、弾力性があるため紡ぎやすく、8000年以上にわたり人間に愛されている素材です。
その特徴は・・・。
●暖かい=保温性
WOOLの中には60%にもおよぶ空気を含有しているためその空気が断熱材の役目をし、最も暖かい繊維といわれています。
●涼しい=吸湿性
WOOLは湿気を吸収し、すばやく外へ発散させる性質があるので体の汗が繊維自体に吸い取られ対外へ発散させてくれます。暖かいばかりでなく夏は涼しい快適な衣料となります。
●着やすい=弾力性
WOOLは少々の力で簡単伸びまた、元へ戻ります。この弾力性によって、着用時の運動性が高まります。またこの弾力性は素材の強靭さを持ち、柔らかな風合いを作り出します。
●出来栄えが良い=可塑性
WOOLは限界以上の熱と力を加えると完全に元の状態に戻らず歪を残します(可塑性)。アイロン操作で微妙に収縮させることにより、人体に合った丸みのある服が作りやすい素材です。
●色がきれい=染色性
WOOLは高い吸湿性のため染料が繊維の中まで充分に吸収され斑なく染め上がるので美しい色彩の服地になります。
●安全=難燃性
WOOLの成分は人体と同様な蛋白質であるから不燃性繊維の代表で、火がついても自ら燃え上がる事は無く、人工繊維が発達するまでは、消防服やインテリアなどにも使用されることが多かったです。
●扱いやすい①=撥水性
WOOLには湿度は吸収するが水滴ははねかえす性質があり、外からの水分をある程度防ぐ効果があります。
●扱いやすい②=難汚性
WOOLのスケールは水滴をはじく性質のため汚水がかかっても表面で止められ繊維内部までしみ込みません。また吸湿性が高いため静電気が起こりにくくほこりが付着しても表面にとどまり、ブラッシング等で落とす事が出来ます。
❷イタリア、英国、国産の多種多様な生地を基本バンチといったBOOK形状の生地見本をご用意し、約3,000種類の生地をご案内。
好みや着用するシーンは人によって様々で数多くあり、その都度にお客様に満足して頂こうという思いで、多くの生地を取り扱っております。今回は国別で簡単にご紹介いたします。
●イタリア生地の良さ
しなやか・艶っぽい・柔らかなイタリア生地。
パッと見ただけでキレイと表現しやすい生地が多いです。その理由は糸が細かったり、加工であったりと様々ですが、光沢があると非常に引き付けられます。色柄も発色の良いものが多くて、見ていて楽しい生地が多いです。
●英国生地の良さ
堅牢・丈夫・構築的な英国生地。
生地を触ると分かる、そのしっかりした感覚が多い生地です。一度着用したら離れられないその仕立て映えと扱いやすさには定評があります。色柄も英国紳士らしく派手なものは一切なく、どちらかというと見て楽しいより、語って楽しい生地が多いです。
質実剛健、日本らしくしっかりとした技術力のある生地。
当たり前ですが、日本で織られているので、日本の気候や日本人の好みに合わせた生地が多く、四季や日本特有な夏の湿気や、冬の冷え込みにも対応したもの。色柄も無難でありながらさりげないパーソナリティを出せるもの生地があります。