冬のワードローブ構築法、必須はフラノ素材。#1
お忙しい中溢れんばかりのホームページの中からわざわざこのページを御覧下さっていということは少なからず
「人より格好良く装いたい。」
「お洒落でありたい。」
「スーツを通じて印象を良くしたい。」
といった類の想いがあるということ。
であると勝手に見込み、本日は簡単にそれらの意思を具現化できるキーワード#フラノ素材の御紹介を致します。
フランネルといった呼称の方がポピュラーかもしれませんね。簡潔に御説明差し上げるとイギリスのウェールズ地方より伝わる毛羽立った暖かみの豊かな毛織物のことです。
ウェールズ発祥とはいえ、本日の私が(たまたま)来ているのはビエラ(イタリア)のミル、CANONICOの梳毛フランネル。梳毛(そもう)とはその名の通り梳かれた毛なので、スーツ地らしいドレッシーな風合いが特徴。カノニコの生地に白裏地、というのは学生時代に読んだビートルズの文献の影響です。
イタリアンフランネルだからでしょうか、何より
#軽い
なのに
#暖かい
そして
#柔らかい
んです。
フランネル特有の毛羽だった表情により、チョークストライプの柄も良い意味でモサっとするところがわざとらしくなくて好きです。
こう感じる方も多いでしょうが、冬のツンと澄んだ空気下に於いてはこういったボヤけた柄モノが暖かみを感じさせて冷気とうまく噛み合いますし、逆に夏のムワッとした湿度の高い時期こそパリッとしたピンストライプが凛々しさをより一層際立たせます。
そして折角四季折々の日本でスーツを楽しむのであれば是非ベストも仕立ててみて下さい。
食材にせよ行楽にせよ、やはり季節を感じるというのは本当に楽しくもあり、何より心身に鮮度が増すと思うんですよね。
鮮度の高い人には鮮度の高い情報や知恵、人が集まるという持論は何も私だけのものではない筈です。
人里かけ離れた山奥で孤高の職人を目指すのであれば話はさておき、マーケットを駆け回るビジネスマンに鮮度は不可欠です。
鍋やスノボーも最高ですが食事や運動と同様、日常と密接した仕事着に於いても「冬」を感じたいものです。
本来、「旬」というのは非常に健康的なのです。
言わばこれも旬、でしょうか。素材の柔らかさを感じさせるためにプリーツ入りでサイズ感も適度にゆとりを保ってます。
横のゆとりは残しても縦バランスをセオリー通りに仕上げれば野暮ったくなりません。
さ!朝の東京からも富士山の冠雪を拝めるほど空気が澄み、本来の宗教性とは切り離されて作られたイベントに踊らされながら時間を溶かすコスプレ軍団のニュースを見終えたら…あっという間に冬ですよ?
今度仕立てるスーツはいつもの必要に駆られた仕事着より「楽しく」季節を感じませんか?
CANONICO Suits Order Price ¥70,000+税~/Vest Price ¥23,000+税~
佐藤
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