R&BLUESチノパン15色展開の真相。

ようやく春らしくなってきたので、明日こそ自宅のクローゼットの衣替えを決行しようと思っています。ちなみに、服バカの私のクローゼットは6畳のウォークインクローゼット?!いや、単に服や靴が多すぎて貴重な部屋を潰さざる負えなくなってしまっただけです(苦笑)。

その衣替えの時に、私が一番早くクローゼットの中身を変更するのがパンツです。気温の変化にあまり影響がないコットンパンツをメインに春らしいライトカラーに切り替えます。アウターを羽織っていても、パンツをライトカラーにするだけで春らしいコーディネートが出来るからです。

もちろん、店頭も同様です。R&BLUESから全15色展開のチノパンがリリースされました。

「R&BLUES 15Colored cotton pants Made by BARBATI」

~伊・パンツ専業ブランド社製のオリジナルチノパン~

トラッドな風格があり、男らしいスタイルが楽しめるカジュアルパンツの代表格であるチノパン。R&BLUESは、1974年創業の南イタリア・バーリ発のパンツ専業ブランドのバルバッティ社にオリジナルチノパンの製作を依頼しました。シルエットは、裾へかけてテーパードがかかり、スリムに仕上がっています。股下もやや浅めですが、腰廻りは窮屈すぎず、ゆとりのある造り。そして、一番の特徴は圧巻の15色展開。製品染による柔らかさのある発色は、使いやすいカラーラインナップとなっています。正真正銘のMADE IN ITALYでありながらリーズナブルプライス、お好みの一本がきっと見つかるはずです。

¥18,000+税

R&BLUESブリーゼブリーゼ店、R&BLUESオンラインストア、麻布テーラーSQUARE二子玉川店・梅田店・福岡店、&B麻布テーラー札幌店・新宿South店・銀座six店・&B名古屋店で発売中

今年は、昨年に比べてビビットなカラー提案が減りエレガントなムードに移行している事はピッティウオモでのトレンド。パンツも同様に色での着こなしが落ち着き、ジャガード織りやプリントなど素材感や柄で遊ぶスタイルが注目されています。それなのに、なぜ15色も??と思うかも知れません。しかし、私がこの企画を進行したのには、このような想いがあります。

我々はファション業界に身を置いているので、仕事スタイルも休日スタイルも大きな差はありません。そして、常にトレンド洋服に囲まれた生活をしているので、感覚が少し麻痺していると個人的には認識しています。

お洒落に敏感の皆様の中でも、流行っているからといってボタニカルやカモフラのパンツを普通に履けるのでしょうか。おそらく、白パンでも気恥ずかしさを感じるとさえ思います。白は恥ずかしいけど、ライトベージュやライトグレーならチャレンジできるのに、どのブランドもそのような中間色は販売していません。売り手からしてみたら、微妙な色展開は不効率だから仕方ありません。

そのような想いから、結果として15色展開になってしまったのです。ですから、15色と言ってもカラフルな15色ではありません。男性のパンツ基本色であるベージュとネイビートーンを中心に色展開をしています。もちろん、トレンドを知った上で、素材をジャガード織りではなく基本のコットンツイルにしました。

これだけあれば、お客様のライフスタイルにあったチノパンを見つけていただけるのではないでしょうか。ビジネス用?休日用?ビジネスと休日の併用?授業参観用??何を隠そう、昨年のカラーパンツブームに乗り、子供の授業参観にいつものようにイエローカラーパンツを履いて行って、子供達に怒られた記憶があります。感覚が少し麻痺していると言ったのは、個人体験からです(笑)。

その私の想いをピッティウオモ商談の時から共感してくれた「MEN’S CLUB」さんが最新号で紹介してくれています。

MEN’S CLUBとR&BLUESといえば、60周年号での別注企画「スラックス型の9分丈サルエル風デニム」の完売伝説が記憶に新しいと思います。今回も発売と同時にスゴイ勢いでお買い上げいただいています。しかも、中間色ばかり。。。私の想いが届いたと勝手に喜んでおります(笑)。でも、在庫リスクの多いこのような企画には、社長や副社長は喜んでいないかもしれません(汗)。

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